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- 「世界トップ100コース」で廣野31位、川奈53位に上昇 “最も信頼されるゴルフ場ランキング”はどう作られる?
アメリカのゴルフメディア「Golf.com/Golf Magazine」が2年に一度発表する「Top 100 Courses in the World」(世界トップ100コ―ス)の2023年版のランキングが先ごろ発表され、日本のコースでは廣野ゴルフ倶楽部が31位、川奈ホテル富士コースが53位と、前回よりそれぞれ順位を上げてランクされています。
何人のパネリストがどうやってランキングを付けている?
世界にはゴルフコースをランク付けするメディアがいくつもあります。そのなかで権威あるランキングとして世界中の関係者から注目されるのが、アメリカのゴルフメディア「Golf.com/Golf Magazine」が2年に一度発表する「Top 100 Courses in the World」(世界トップ100コ―ス)です。その2023年版のランキングが先ごろ発表され、日本のコースでは廣野ゴルフ倶楽部と川奈ホテル富士コースが前回よりそれぞれ順位を上げてランクされています。

両コースのどういったところがパネリスト(採点者)に高く評価されているのでしょうか。同トップ100のほとんどのコースを実際に回り(前回21年版の98コースを制覇)、ランキングの内情にも詳しい中村祐治氏(ゴルフジャーナリスト)に話をうかがいました。
廣野、川奈の高評価の話の前に、どうして「Golf.com/Golf Magazine」のランキングが世界的に信頼されているのでしょうか?
「他のランキングに比べて伝統がありますし、見識の高いパネリストで構成されているからです」と中村氏。
中村氏は同パネリストの多くと友人関係、もしくは知己を得ており、彼らの活動の実態もよく知っています。そのうえで、他メディアよりも妥当な採点がなされていると言います。
では、その採点はどのように行われているのでしょうか。10月20日、Golf.comにアップされた記事によれば、パネリストは10カ国余り(原文ではa dozen nations)の119人と紹介されています。パネリストのリストは、毎回後日発表されますが、前回は、日本からは3名が任命されていました。
パネリストに関して、前々回にはこんなことがありました。19年のランキングは例年より少し遅れ、11月に発表されました。そして、そのランキングには驚くほど大きな変動がありました。例えば、スコットランドのトランプ・インターナショナル・ゴルフリンクスは17年版よりランクを54も下げて100位。韓国のナインブリッジズは同53下げて94位といった具合です。理由は前々回の内容に世界中から疑問の声が上がったからです。
今回、各パネリストには世界の504コースがリストアップされた投票用紙を配付。パネリストは各コースについて、「1~3位」、「4~10位」、「11~25位」、「26~50位」……そして「250位以下」の評価欄にチェックマークを書き加え、返信する採点システムになっています。
パネリストには20数カ国の1000以上のコースをプレーした者が多く、基本的に「ゴルフ旅行好き」と紹介されています。ただし、年齢もゴルフの腕前も、そしてゴルフに求めるものもさまざま。楽しむことを究極の目的にする者もいれば、チャレンジ精神を重視する者、コース周辺の環境を重視する者、自然との調和に重きを置く者と千差万別。
そのため、採点は最終的にそれぞれの「好み」によるところが大きいとのことですが、審査の基準はあくまでも「デザインと構成(design and architecture)」であり、「審査の対象はコースであって、周りの装飾ではありません」と強調されています。そして、各コースの得点はパネリストの採点の平均値から算出されると書かれています。
ただ、この採点システムについて、中村氏はこんな見方を述べます。
「これは私の私見ですが、いくらパネリストに見識があるとはいえ、遠い過去に一度しかプレーしていないコースは採点すべきでないと思います。コースは変化し続けていますし、2度、3度とプレーしてみると新たな発見があり、よりコースの持つ本質が見えて評価が変わってきます」
「5年以内にプレーしたコースか、複数回プレーしたコースを採点の対象にすべきだと思います。プレーしたコースの数だけを誇っても、分母が多くなれば複数回視察することはより困難になります。信頼できるランキングなのですから、それだけパネリストの責任は重いです」
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