ディープではないのにフェースが大きく感じる「B1 ST」ドライバー
とにかくフェースの存在感とインパクトが強いブリヂストン「B1 ST」ドライバー。
ヘッドを計測してみると、高さは他のモデルと比べても平均的な数値ながら、フェース面の高さと全長が非常に大きいことが分かりました。またネックの高さを出すことで、クラブとしての操作性を高め、アドレスした時に見た目のバランスがよくなるようにしています。

ソール部に目を向けると、さらに機能が集結していることが分かります。ミスヒット時の反発性能アップする「SP-COR(サスペンションコア)」やソール左右に分かれた調整ウエート、重心角の調整でつかまり具合を最適化するウエート可変機能「アジャスタブルカートリッジ」もあります。
「ややスライス」なフェース向きと、つかまり過ぎず高くなりすぎない弾道の「B1 ST」ドライバーは、シリーズの中では上級者向けの強弾道・低スピンモデルに位置しています。
純正シャフトに採用された「VENTUS BS6」も含めてどんなゴルファーに合いそうなのかを試打してみたいと思います。
「VENTUS BS6(S)」シャフトでクラブ総重量は約308グラム
普通のヘッドスピードでは純正シャフトの「VENTUS BS6(S)」はハードかも? という心配は杞憂でした。
試打クラブ(ロフト9.5度)の総重量は約308グラムなので、普段50グラム台のSフレックスシャフトを使っているゴルファーでも全く違和感がなく、むしろ軽快に振り切れました。

「強弾道・低スピン」という設計どおり、打出角は出ているのにスピン量は少なめの弾道で、キャリー&ランの両方で飛ばせそうなクラブでした。
また何といっても「スリップレスバイトミーリング」の効果なのか、弾くような打感の中にある「食いつき感」が抜群。ボールを押し出すようなフィーリングは秀逸に感じました。