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- 山下美夢有の“珍しいエースパター” 週替わり、日替わりするほど悩んでたどり着いたのは地元・大阪の地クラブ
国内女子ツアーで2年連続の年間女王となった山下美夢有(やました・みゆう)。今シーズンも5勝を挙げて獲得賞金2億円を突破する成績を残しましたが、シーズン中盤は毎週のようにパターを替えるほどパッティングに迷っていたようですが、最終的に決まったエースパターで最終戦の2連覇を達成しました。
エビアン選手権では初日、2日目、3日目とすべて違うパター
国内女子ツアーで2年連続の年間女王となった山下美夢有。今シーズンも5勝を挙げて獲得賞金2億円を突破する成績を残しましたが、シーズン中盤は毎週のようにパターを替えるほどパッティングに迷っていたようです。
山下の開幕戦と最終戦のセッティングを比較すると14本すべて同じでした。女子ツアーではシーズン中にクラブを替える選手も多いのですが、山下は1本も変わっていませんでした。ただし、シーズン中にパターはよく替えていました。
今季5勝を挙げた山下ですが、そのうち3勝はオデッセイの「ホワイト・ホット 2-Ballブレード」。残りの2勝は地元・大阪の地クラブメーカー・リアライズの「スクワッドプロト」です。
最終戦直後の山下は次のように話していました。
「8月の全英かエビアンの後くらいから、パターをいろいろと替えてしまって、その後は1週間ごとに違うパターを使っていました。何がいいとかもなくて、不安のほうが大きかったです」
8月のアムンディ・エビアン選手権では初日、2日目、3日目とすべて違うパターで試合に挑んでいました。さらに9月以降も「スコッティ・キャメロン サークルTシリーズ」や、クリーブランドの「フロントラインエリートシリーズ」を使った試合もあります。
ようやく、エースパターをリアライズの「スクワッド プロト」に決めたのは11月に入ってからです。山下は「3、4週間くらい前から、もうコレで行こうと思いました。これからも当分、替えません」と宣言しました。
このパターは昨年の最終戦で優勝したときも使っていました。ちなみに昨年の最終戦とセッティングが違っていたのは、アイアンを「スリクソンZX5」から新モデルの「スリクソンZX5 MkII」にして、ウェッジを「RTX ZIPCORE」から「RTX6 ZIPCOE」にアップデートしたことです。新アイアンについて山下は次のように語っていました。
「構えた感じがすごく良くて気に入りました。打感も好み。乾いた音も好きです。アイアンを替えても昨年と同じようなプレーができていると思います」
山下はエースパター選びに妥協しない一方、他のクラブは最小限の変更にしたことで、2年間安定した活躍を続けることができたのかもしれません。
2023 山下美夢有の最新セッティング
1W:スリクソンZX5 MkII(ロフト/8.5度 シャフト/スピーダーNXグリーン)
3W、5W:スリクソンZX MkII(ロフト/15度、18度 シャフト/スピーダーNXグリーン)
4U、5U:スリクソンZX MkII(ロフト/22度、25度 シャフト/スピーダーTRハイブリッド)
アイアン:スリクソンZX5 MkII(番手/6I-PW シャフト/ダイナミックゴールド)
AW、GW、SW:クリーブランドRTX 6 ZIPCORE(48、52度、58度 シャフト/ダイナミックゴールド)
パター:リアライズ スクワッド プロト
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