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- 仲間に50ヤード置いていかれてションボリ…元プロ野球選手「G.G.佐藤」人生初フィッティングの成果は?
最近ゴルフにハマっているという元プロ野球選手のG.G.佐藤さん。現在、飛距離が250ヤード前後と、ヘッドスピードのわりに飛ばないことが悩みとか。そこで、今回は人生初のフィッティングとしてヤマハゴルフ「RMX VDドライバー」を体験。すると、驚異的な計測データが出ました。
元プロ野球選手のG.G.佐藤が人生初のフィッティング体験
最近ゴルフにハマっているという元プロ野球選手のG.G.佐藤さんは、飛距離が250ヤード前後と、ヘッドスピードのわりに飛ばないことが現在の悩みとか。そこで、今回は人生初のフィッティングでヤマハゴルフ「RMX VDドライバー」を体験。すると、驚異的な計測データが出ました。
東京都港区にあるヤマハゴルフスタジオ高輪。アマチュアゴルファーはもちろん、有名アスリートやヤマハの契約プロもフィッティングしている最新のフィッティングスタジオです。フィッティングは問診からスタートしました。
―ドライバーの悩みは何ですか?
佐藤「とにかく飛距離です。一緒に回る人たちがみんな300ヤード近く飛ぶので、250ヤードの現状から300ヤードを目指したいです」
―分かりました。ではまず、今のスイングをチェックしながらフィッティングを始めていきましょう。まずはこのドライバーで打ってみてください。
佐藤「はい。ちなみにシャフトにクルクルと巻いてあるのは何ですか?」
―これはヤマハが独自で開発したシャフト軌道を調べる装置です。これで打ってもらうことで、スイング中にシャフトがどのような動きをしているのかが分かります。そこから、一人一人に合ったシャフトを提案することができます。
佐藤「そんなにシャフトの動きって人によって違うんですね。では、早速打たせてもらいます」
画面には1球ごとにシャフトの縦方向と横方向、さらに頭上から見た時のシャフト軌道が表示されています。
佐藤「私のスイングはいかがですか?」
―すごくきれいなスイング軌道です。ただ、意外と男子プロよりは女子プロに近いスイングで、ダウンスイングの後半からタメができるタイプです。だから、元調子系のシャフトよりもクセがない中調子や先中調子と相性がいいと思います。
佐藤「そんなことが一瞬で分かるんですね」
―シャフトの軌道は「指紋」みたいなもので、ゴルファー1人1人特性が違います。だから、同じヘッドスピードでも相性のいいシャフトは違ってきます。
佐藤「300ヤード飛ばすことは可能ですか?」
―バラツキはありますが、ヘッドスピードは45~50m/s近くまで出ているので可能性はあります。
佐藤「ホントですか! では、なぜいつも250ヤードしか飛ばないんでしょうか?」
―問題はミート率とスピン量です。佐藤さんはスピン量が4000回転を超えていて、ミート率は1.39でした。スピン量は2000〜2500回転前後が理想で、ミート率はツアープロは1.5を超える選手もいます。その2つの要素を適正にすることができれば、300ヤードは夢ではありません。
「シャフトだけでこんなに違うんですね」
シャフトの挙動分析からG.G.佐藤さんに合うシャフトを3本セレクトしてもらいました。3本とも一定の成果は出ていましたが、ベストだったのはフジクラの「スピーダーNX ブラック60X」です。
佐藤「すごく振り抜きが良くて、気持ちよくフォローを出せました。カラーリングも好きです」
―計測データも安定していて、ミート率も1.45くらいにはなりました。でも、やはりスピン量は3500回転以上ですね。
佐藤「シャフトだけでこんなに違うんですね」
まずは「RMX VD/X」から試打
次はヘッド選び。構えたときに安心感がある大型ヘッドが好きだと語るG.G.佐藤さんには投影面積が大きい「RMX VD/X」から試打してもらいました。
佐藤「すごくバランスが良くて振りやすい。ヘッドが大きいとシャフトが短く見えるので安心感があります」
―スピン量は2500〜3000回転に落ち着きましたね。
佐藤「なぜ、一気にスピンが減ったのですか?」
―佐藤さんはもともと打点がフェースの下側でした。物理的にフェースの下に当たるとスピンが増えてしまうのですが、「RMX VD」シリーズは視覚的にフェースの上側に当てやすいヘッドデザインを採用しているので、打点が中央からちょっと上めになりました。それもスピンが減った要因の一つです。
佐藤「では、このヘッドで決まりですかね?」
―スピン量は減りましたが、打ち出し角が20度以上になっていたために飛距離をロスしていました。それを適正値にすれば、さらに飛距離を伸ばせると思います。また別のヘッドを試してみましょう。
次に試打した「RMX VD/M」では“今日イチ”の声も!
次に試したのが「RMX VD/M」。2023年シーズンでは神谷そら、藤田寛之が使っていたヘッドですが、G.G.佐藤さんの結果はというと…。
佐藤「めちゃくちゃイイですね。打感も良くて、インパクトでの力強さを感じました」
―キャリーも260ヤードを超えていて、ボールスピードが69m/s、ミート率も1.52まで上がってきました。
佐藤「今日イチでしたね」
―実は調整機能を使って、ウエートをフェース側に持ってきていたので、かなり浅重心になっていました。その効果もあって、スピン量も2500回転前後で安定するようになりました。
佐藤「打ち出し角度も16度くらいになりましたね」
―ロフトも2度立てていて、9.5度を7.5度にしています。
佐藤「えっ、7.5度だったんですか?」
―今作の「RMX VDシリーズ」からシャフトのスリーブを一新して、ロフトの調整幅が1.5度から2度に広がりました。
佐藤「これは次のラウンドですぐ使いたいですね」
「RMX VD/M」のヘッドに「スピーダーNX ブラック60X」が最適
最後に試打をしたのがヘッド体積445ccの「RMX VD/R」。
佐藤「構えたときに小さいなと思いましたが、意外と打ちやすい」
―このヘッドもスピン量、打ち出し角度は悪くなかったのですが、打球にバラツキがありましたね。
佐藤「そうですね。芯に当たったときの打感は一番好きだったんですが、ミスヒットしたときは右にプッシュアウトして、そのまま戻ってこなかったですね」
フィッティングを経て、G.G.佐藤さんに最適だったのは「RMX VD/M」のヘッドに「スピーダーNX ブラック60X」の組み合わせ。スライドウエートのポジションはLOW、そしてロフトは9.5度を2度マイナスにした7.5度がベストでした。
「明らかに結果が変わるのが面白かった」
最後にG.G.佐藤さんに感想を聞くと、
「もっと練習しないと飛距離は伸ばせないと思っていたので、ヘッドやシャフトの組み合わせでこんなに希望が見えてくるとは思わなかったです。シャフトを変えたり、違うヘッドにしたりするだけで明らかに結果が変わったのが面白かったです。ホントに300ヤードの可能性を感じました」
と語ってくれました。
【計測データ】
ヘッドスピード :(BEFORE)48.3m/s │(AFTER)45.4m/s
ボールスピード:(BEFORE)67.2m/s │(AFTER)69.2m/s
ミート率:(BEFORE)1.39 │(AFTER)1.53
バックスピン量:(BEFORE)4100rpm │(AFTER)2800rpm
打ち出し角:(BEFORE)16.8度 │(AFTER)16.3度
キャリー飛距離:(BEFORE)233.4y │(AFTER)264.1y
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