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- パターも「カチャカチャ」で自分仕様に!? ライ角とロフト角を調整できる「CSP」をコースで試してみた
ドライバーやフェアウェイウッドでは、ロフト角やフェースの向きを調整できる「カチャカチャ」機能は、すっかりスタンダードになりました。そんな中、昨年ラズルダズルから発売された「CSP」は、パターのライ角とロフト角を調整できるという斬新なパター。早速、ゴルフイラストレーターの野村タケオさんにコースインプレッションしてもらいました。
ライ&ロフト角をプラスマイナス1.5土調整可能なパター
みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。最近のドライバーといえば、もうほぼ全てのメーカーでロフトやライ角を調整できるカチャカチャの機能がついていますよね。
ボールがつかまらない、球が上がらない、なんていうときには便利な機能です。そんなカチャカチャ機能(可変スリーブ)がついたパターが発売されたそうなんです。いったいどんなパターで、どんな効果があるのでしょうか? さっそくコースで試してみました。
可変スリーブが搭載されたパター、それはラズルダズルというメーカーの「CSP」というパターです。
その可変スリーブはライ角、ロフト角がプラスマイナス1.5度調整可能となっています。しかもただクルクルとシャフトを回すスリーブではなく、角度を変えてもシャフトが回転しないように作られているんです。
これはパターのグリップが円形じゃないので、シャフトが回ってしまっては困るからなんですね。
その可変スリーブはとても細く小さく作られており、いわれなければ全く気付かないような形状。これは構えたときにスリーブが大きくて目立ってしまうと、構えにくくなってしまうから。よく考えられています。
そして、この「CSP」は可変スリーブに目が行きがちですが、ヘッドもとてもよく考えられています。フェースと、そこに繋がる黒い部分はフルCNCの軽量アルミニウム。そしてその後方部分には、同じくフルCNCで比重の重いステンレスのパーツが取り付けられいます。
この組み合わせにより、深重心&高慣性モーメントのヘッドに仕上がっています。ソールのセンター部分には四角形のウエートプレートが取り付けられていて、これを交換することでヘッド重量の調整も可能になっています。
ヘッドの基本性能が高い「CSP」
まずはノーマルのセッティングのままで構えてみましたが、ライ角は70度。僕にはこのぐらいでちょうどよくて、かなり座りがいいですね。
形状的にもアルミニウムの黒い部分がT字になっているので、とてもアライメントが取りやすい。ロフトはノーマルだと3度ということなので、個人的にはもう少し寝ている方がいいかな。あまりフェース面が見えませんね。
ストロークしてみると、ヘッドの重みがかなり感じられ、真っすぐに動いてくれます。そのため構えた方向に打ち出しやすい。ストローク中にフェースがブレたりすることもないし、インパクト時も打点が多少ズレても全くブレることなく、フェースの向きのまま転がってくれます。
打感は硬すぎず軟らかすぎずで、アルミニウム独特の少し乾いた感じのコツっという音でとても気持ちいい。球離れも早すぎることなく、自分の感覚とボールスピードが合うので、距離感も出しやすいです。
せっかくなので、カチャカチャでロフトを寝かせてみました。プラス1.5度ということなので、ロフトは4.5度ということになります。ロフトを寝かすとフェース向きは少し左を向くのですが、僕が構えてみた感じではほぼ気にならなかったです。
調整する前よりもフェース面が少し見えるようになり、個人的には少し捕まるイメージも出ていい感じです。ボールを打ってみても、左に行くことはないので、僕はこのセッティングがいいかもしれません。
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