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- 戦力として考えられるのは何年前のモデルまで? 中古クラブの現実的な「賞味期限」を教えてもらった
ゴルフクラブも「最新が最高」である場合が多いのですが、最近の新製品は非常に高価。そこで、中古クラブを中心に構成しているゴルファーも多いと思います。そこで、中古クラブはどれぐらい昔のモデルまでなら戦力として使えるのか? ゴルフフィールズユニオンゴルフ店の小倉勇人店長に話を聞きました。
性能以前にルール適合の有無と保存状態の確認は必要
各メーカーから最新クラブが続々と発表・発売されている昨今ですが、やはり新品クラブは値段もお高いです。
初めてクラブを買うビギナーにとって中古クラブは重要な選択肢ですし、そもそも普段からクラブは中古を中心に買うという人もいるでしょう。

しかしこれだけクラブの進化が謳われると、どのくらい前のクラブまで「戦力」と考えていいのか難しいところです。そこでゴルフフィールズユニオンゴルフ店の小倉勇人店長に、中古クラブを買う場合に「このころ以降のモデルなら」という、クラブの「賞味期限」の目安を考えてもらいました。
まず機能・性能を論ずる前に、アイアンやウェッジには溝規制の問題があります。
「2010年にゴルフクラブの溝の形状に規制が設けられ、それ以前の『旧溝』と呼ばれるものが段階的に禁止されるようになりました。これまではプロや、エリートアマチュアと呼ばれる本格的な競技にのみ適用されていましたが、今年2024年からは一般倶楽部競技でも使用が認められなくなりました」
「レジャーとして楽しむ範囲では禁止されるわけではありませんが、倶楽部競技などに出場している人、今後出てみたいと思っている人は、旧溝のクラブは避ける必要があるでしょう」(小倉店長)
溝に関しては、2010年以降に発売されたモデルであれば基本的には新溝適応なので、ここが1つのラインと考えていいでしょう。
同様にドライバーに関しても、2008年から「SLE規制」というフェースの反発規制が行われていて、その前後には「高反発」と呼ばれるルール不適合モデルが存在します。競技に出る人はチェックする必要があるでしょう。
「もう1つ、機能・性能以前に注意しなければならないのが、製品としての経年劣化です。製造されてから時間の経ったクラブは、接着剤の劣化やスチールシャフトのサビといった劣化が生じやすく、破損のリスクが高まります」
「これは保管状況なども関係するので一概にはいえませんが、2000年代前半のモデル、つまり販売から15年くらい経ったクラブに関しては気をつけたほうがいいかもしれません」(小倉店長)
発売10年前後のモデルならまだまだ戦力になる場合が多い
こういった点をひとまず置いておいて、クラブの性能としての「賞味期限」を考えると、クラブのカテゴリーごとに少し違ってきます。
「アイアンは、軟鉄鍛造のプロモデル、アスリートモデルに関しては、それほど大きな性能面での進化はしていないので、溝規制さえクリアしていれば機能的に大きな問題なく使えると思います」

「『プロモデルなのにやさしい』というような性能的なプラスアルファを求めようとすると、最新モデルに大きなアドバンテージがありますが、『プロモデルらしい性能』を求める範囲内であれば、いまでも十分通用する古いモデルはたくさんあります」(小倉店長)
しかし、球の上がりやすさや飛距離性能など「やさしさ」を武器とするアイアンに関しては進化の影響が大きく、最新のものと古いものには大きな隔たりがあるといいます。
とくに最近増えている中空構造のアイアンは、打感や性能などのクオリティーが大きく上がったのは最近なので、古いモデルはオススメできません。
一方バックフェースが大きくえぐれたポケットキャビティに関しては、見た目の完成度がひとつの目安だといいます。
「昔のポケキャビは、やさしくするためにデザイン面を大きく妥協していました。ボテッとしすぎていたり異様な形状だったり、構えた顔がすっきりとしないモデルが多かったので、そういったモデルは『賞味期限切れ』かもしれません」
「バックフェースが『異形』と思えるようなモデルも同様です。その意味ではポケキャビは、2010年代後半以降で、フェース素材の進化によって高機能ながらスッキリしていて、違和感の小さいデザインのものならアリだと思います」(小倉店長)
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