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- 75ラウンドが買い換え時!? タイトリスト「SM10」ウェッジのフィッティングで分かった真実とは?
ツアー使用率ナンバー1を誇るタイトリストのNEWボーケイデザイン「SM10」ウェッジが発表され、筒康博コーチが最新のウェッジフィッティングをいち早く体験しました。なぜ豊富なバリエーションが必要なのか、どんなソールやロフトを選べばよいのか、いつウェッジを交換すべきかなど、ウェッジにまつわる「真実」も聞いてきました。
耐久性がアップしたウェッジでも「75ラウンド」が交換タイミング
ツアー使用率ナンバー1を誇るタイトリストのNEWボーケイデザイン「SM10」ウェッジが発表され、最新のウェッジフィッティングを体感することができました。
新しい「SM10」ウェッジは、「9種類のロフト(46〜62度)」と「6種類のグラインド(F、S、K、D、M、T)」、「3つの仕上げ(ツアークローム、ニッケル、ジェットブラック)」から選べる圧倒的なバリエーションが特徴。
今回はタイトリストの篠崎氏に、ウェッジにまつわる質問に答えてもらいました。
まず「なぜ豊富なバリエーションが必要なの?」という質問。あらゆるライとスイングスタイルに対応し、距離と弾道を打ち分けるためなのはもちろん、PWのロフトでもヘッド形状やデザインに加えて、フェアウェイ以外からの高い性能が求められているからだそうです。
実際に同じロフトのPWと「SM10」を打ち比べたところ、フェアウェイからの弾道結果は同等レベル。しかしラフやバンカーなどのライでは、ソールの抜けやスピン性能などで「SM10」に優位性が出るケースがありました。PGAツアー選手がPWのロフトでもボーケイウェッジに替えている理由だそうです。
こんな背景もあって「SM10」のロフト46〜52度までのリーディングエッジは少しストレート目で、アイアンからの流れがスムーズになっています。
もう一つ、興味深かったのが「ウェッジ交換のタイミング」について。競技ゴルファー出身の篠崎氏自らデモンストレーションで、新品と「60〜70ラウンド使用後」にあたる1000ショット後ウェッジで弾道比較をしてくれました。
外側から見ていると同じように見えるナイスショットでも、実際の弾道結果は全く別物でした。ほとんど同じ当たりのショットでも、平均約1000回転ほどスピンが「かかったり」、逆に「かからなかったり」というバラツキが出ていました。
「フェース表面の熱処理」で耐久性に優れたボーケイウェッジでも、「75ラウンド」ぐらいの使用で溝の性能が劣化するそう。ゴルファーのミスによるバラツキ以上に「弾道と距離に大きなムラ」が出てしまうようです。
今使っているウェッジが「75ラウンド」を経過して何となく距離感やボールの止まり具合がイマイチなら、ウェッジ交換のタイミングかも知れません。
さらに普段練習を多くされる方はそのぶん打数が多くなるため、もっと早いタイミングでスピン性能のチェックをした方がいいかも知れません。
ウェッジフィッティングでは「使用状況」に合わせて最適なモデルを提案
タイトリストの最新ウェッジフィッティングは、アプリを導入してして行われます。
まずウェッジを使用する状況や使用頻度などを詳細にヒアリング、いかに「コースでウェッジを成功させるか」を達成するために情報を重視します。
また弾道計測によって「詳細なウェッジの使い方」を確認。具体的には、どの番手をどんなインパクトで使うかなどを、実際の数値として見せてくれます。プロのウェッジ選びと非常に近いと感じました。
そして、自分のグラインド(ソール形状)の好みと提案してもらったモデルについて、「入射角」や「ダイナミックロフト」といった弾道データをもとに説明してくれました。
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