「ガムで飛距離がアップする!?」ロッテが実施した口腔健康セミナーの内容とは？

　ロッテはスポーツにおける噛むことの価値を発信する「噛むスポプロジェクト」の一環として、プロゴルファーの中嶋常幸が主催するトミーアカデミーで、ゴルフに重要な「噛むこと」の啓発を目的とした活動を行いました。

　今回、新たな取り組みとして「噛むこと」の重要性を体感する取り組みを実施。「噛むスポプロジェクト」では、東京歯科大学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室の武田友孝教授を招き、口腔健康セミナーと噛むチカラ測定を行い、アカデミー生たちに対しガムを噛みながらスイングすることで、姿勢の安定感やスイングスピードの向上を体感してもらいました。
　
「噛むこと」が運動能力や怪我の防止によい効果があること、食事をよく噛んで食べることのメリットなどの講義が行われました。

　さらに「メンタルスポーツとも言われるゴルフにおいて、集中力や判断力を司る脳の活性化に貢献するため、とても大切です。重心が安定し頭がブレにくくなりスイング軸の形成が重要なショットにおいても、大いに効果が期待できます」と語り、アカデミー生たちは真剣な表情で講義に耳を傾けていました。

　アカデミー生たちは、武田教授による口腔健康セミナーを受けた後に、実際に噛むことの重要性を体感。ガムを噛んだ状態とそうでない場合でスイング練習を実施。

　スイング解析のできる計測器「トラックマン」を使用し、数値を見ながら比較を行いました。実際にスイングしてみると「噛んでいる時は踏ん張れるが、口が開いている状態や噛んでいない状態ではインパクトの時に力が入りにくいです」「ガムを噛んでいる時の方がスピードが出ました」と体感し、噛むことの重要性について理解度が高まった様子が見られました。

　中嶋は、ガムを噛むこととゴルフに関してのエピソードを披露しました。

「噛むことによって集中力が増し、悪い緊張ではなくよい緊張に変わっていくことを試合で体感しています。首回りの筋肉が楽になり、脳全体への刺激、筋肉全体への良い知らせが入ってくるため緊張する試合にとって、ガムは最大の武器になります。ガム無しでは試合に臨めないです」と必要性を熱弁しました。

　また「唾液が出て、口の中が潤うため、水分をとりすぎなくてすむので良いです」とたくさんのメリットを語り「噛むこと」の重要性を話しました。

　ラウンド中にガムを噛むことに抵抗のあるゴルファーも多いと思いますが、その効果は科学的に立証されています。ぜひ、次回のゴルフで試してみてはどうでしょうか？