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- 「俺なんかがV1使っても意味ないよ」って本当にそう? 下手な頃から“いいボール”を使う効用をプロが力説
全世界のツアーで最も使用率が高いゴルフボール、タイトリスト「プロV1」「プロV1x」の2023年モデルが2月3日に発売されます。プロや上級者の御用達というイメージが強いボールですが、初心者が使っても意味がないのでしょうか?
ツアーボールは別に“飛ばないボール”ではない
PGAツアーをはじめ、世界中のツアーで使用率No.1を誇るボール「プロV1」「プロV1x」。2年に1回のモデルチェンジの年に当たる今年、最新作が2月3日に発売されます。
プロV1シリーズはアマチュアでも競技に出ているような上級者やゴルフ歴が長い中級者が使っている印象が強く、初心者・初級者が使っても性能を発揮できず意味がない。そう思っている人が多いのではないのでしょうか。果たして本当にそうなのか、プロゴルファーに聞いてみました。
「結論から言えば、全然ありです」
そう答えてくれたのは、ギアマニアでもある今野一哉プロ。理由をこう答えます。
「プロV1シリーズは世界で最も評価されている、いわゆるツアーボールですが、そもそもツアーボールというのは最もバランスが良いボール。ドライバーでもアイアンでもアプローチでもパターでも、すべてのクラブを打つのに最も適したボールになっています」
「よく、ツアーボールのことを『スピン系』と言い、低価格帯のボールを『ディスタンス系』と言いますが、決してツアーボールはスピンのみに特化したボールではありませんし、ディスタンス系と比べても遜色ないくらい飛距離も出ています。単純にバランスが最も良いのがツアーボール。だから1打を争う世界で戦っているツアープロが使っているのです」
最初は低価格帯で上達してからツアーボールじゃダメ?
ゴルフを始めたばかりの頃は低価格帯のディスタンス系ボールを使い、ゴルフ歴が長くなると「プロV1」のようなツアーボールに移行しようとする人が多いですが、それではダメなのでしょうか。
「スコアアップの最短ルートで考えるなら、ゴルフを始めたときからツアーボールを使ったほうが良いと思いますよ。というのも、ディスタンス系ボールとツアーボールはアプローチの打感、打ち出し角、スピン量が全然違います。パターの転がりも違います。だから、ゴルフをはじめて5年が経ち、100を切れるようになったときにディスタンス系からツアーボールにスイッチすると、ショートゲームの感覚がまったく変わってしまうんです」
「ボールを変えたことでアプローチの距離感が狂ってしまって、そこから打ち方まで分からなくなる。その結果、100を切った途端に伸び悩む人が多いです。最初からツアーボールを使っていたほうが、100を切ってからも、90台前半、80台へとステップアップしやすいと思います。逆に50歳、60歳になってきて、スコアアップというよりも飛距離を落としたくないということであれば、一貫してディスタンス系ボールを使い続けるゴルフ人生も、もちろんありだと思います」
初心者だと、打ってみても「プロV1」と「プロV1x」の違いが分からないという人も多いのではないでしょうか。どう選べば?
「もちろん違いはありますが、初心者だとそこまで微妙な違いは意識しなくてもいいですし、プロV1からプロV1xに変更するのは、そこまで感覚が変わってしまうことはありません。あえて説明するなら、『プロV1』のほうが打感が少し柔らかく、『プロV1x』はボールスピードを出しやすい。そのくらいの特徴を知っていれば十分だと思います」
あのタイガー・ウッズもゴルフギアを決めるときは、必ずボールを先に決めてから、いろいろなクラブをテストしていくと言います。それくらい、ゴルフギアにおいて基準にしなければいけないのがボール。“いつかは”ツアーボールと思っているなら、“すぐにでも”ツアーボールを使うことをお勧めします。
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