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メジャー5勝目のケプカは11本のスリクソンと3本の“懐かしクラブ” 今はなきナイキも1本
全米プロゴルフ選手権で4年ぶりとなるメジャータイトルを獲得したブルックス・ケプカ。現在はスリクソンと契約しているケプカですが、かつてはナイキと契約しており(現在はクラブ事業から撤退)、同社のクラブを1本だけ使い続けています。
3番アイアンはフィナウも使い続ける“隠れた名器”
全米プロゴルフ選手権で4年ぶりとなるメジャータイトルを獲得したブルックス・ケプカ。2021年にヒザを手術してからは成績が低迷していましたが、今年はマスターズで2位タイとなり、全米プロでは見事な復活優勝を飾りました。そんなケプカには絶対に手放せないクラブが3本あります。
かつてナイキとクラブ契約を結んでいたケプカ。しかし、16年にナイキがゴルフクラブ・ボール事業から撤退すると、クラブ契約フリーになります。そこからケプカの快進撃が始まりました。17年の全米オープンで優勝すると、その後の約2年間でメジャー4勝をマークする驚異的な活躍を見せます。米国ではメジャーハンターとも呼ばれていました。
当時のケプカは、ドライバーやフェアウェイウッドはテーラーメイド、アイアンはナイキとミズノ、ウェッジはボーケイシリーズ、そしてパターはスコッティ・キャメロンを使っていました。実はその当時から今まで使い続けているクラブが3本あります。それが3番ウッドの「M2ツアー」、3番アイアンの「ナイキ ヴェイパーフライプロ」、そしてトレリウムインサートが内蔵されたスコッティ・キャメロンのパターです。21年にスリクソンとクラブ契約を結びましたが、その3本だけは使い続けました。
まず「M2ツアー」は17年に発売された2代目のM2シリーズ。ケプカは当時からこの3番ウッドのハイロフト(HL)を好んで使っています。そしてナイキの3番アイアン「ヴェイパーフライプロ」は16年に発売されたモデル。もちろん、ナイキの撤退とともに生産終了になっていますが、ケプカだけでなくトニー・フィナウも同じアイアンを使っています。ピンと契約しているフィナウは4番アイアンからPWまでは「ブループリント」にしていますが、3番アイアンは今も「ヴェイパーフライプロ」です。
そして、パターはスコッティ・キャメロンシリーズの中でも珍しいトレリウムインサートのモデルを使っています。PGAツアーでスコッティ・キャメロンのパターを使っている人は多いですが、ほとんどがGSS素材のノンインサートタイプ。しかし、ケプカは昔からトレリウムインサートのパターを愛用。実は長年、スコッティ・キャメロンを使っていたタイガー・ウッズも1997年のマスターズではこのトレリウムインサートのモデルを使っていました(それ以降のメジャーはニューポート2 GSS)。トレリウムの特性はGSSよりも打感がソフトに感じることです。
全盛期から使い続けた3本。それはヒザのけがに苦しみ、どんなに成績が低迷しても諦めずメジャーに挑み続けたケプカを象徴する3本です。
2023 ブルックス・ケプカの最新セッティング
1W:スリクソン ZX5 MkII LS(ロフト/10.5度 シャフト/三菱ディアマナDリミテッド)
3W:テーラーメイド M2ツアー HL(ロフト/16.5度 シャフト/三菱ディアマナD+)
3I:ナイキ ヴェイパーフライプロ
4I-9I:スリクソン ZX7 MkII
PW:クリーブランド RTX ZIPCORE(46度)
AW、SW、LW:クリーブランド RTX6 ZIPCORE(52度、56度、60度)
パター:スコッティ・キャメロン トレリウム ツアー ニューポート2
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