ウッドとアイアンは同じブランドにした方がいいの? ティーチングプロが教えるセッティング術 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

ウッドとアイアンは同じブランドにした方がいいの? ティーチングプロが教えるセッティング術

せっかく新しいクラブをそろえるなら、レッスンを受けているティーチングプロと一緒に試打するのが理想。そこで二人合わせて約500名のヘッドティーチャーを務める横山健司(よこやま・けんじ)プロと筒康博(つつ・やすひろ)コーチが、レッスン生のクラブ選び&セッティングを真剣にサポートしました。

クラブ選びでの「客観的視点」の重要性

 クラブを新調する際、自分で選ぶ自信がないアマチュアはフッティングがオススメです。もしレッスンを受けているなら、ティーチングプロと一緒に試打しながら「どんなモデルがいいのか?」、「何番から入れたらいいのか?」なども聞ければ安心して購入できます。

 ダンロップ「ゼクシオ12」、「ゼクシオエックス」どちらも好感触だったスクール生から相談を受けた横山健司プロ&筒康博コーチの二人は、コースの傾向とクラブの特性を踏まえてクラブセッティングを一緒に考えました。

練習場で試打を行っても「コースでは振れてるから大丈夫」などのティーチングプロからの客観的な視点も重要な目安になる
練習場で試打を行っても「コースでは振れてるから大丈夫」などのティーチングプロからの客観的な視点も重要な目安になる

 アイアン上手ながら「シニアだからもっとハイブリッドを増やそうか?」と考えていたスクール生のAさん。しかし「ゼクシオエックス」アイアンのナイスショット連発を見て「Aさんはラウンドの方がしっかり振れてヘッドスピードも速いタイプのゴルファー」と横山プロ。

 練習場だけではなく、コースでのプレー傾向を客観的な視点で把握しているティーチングプロならではの話を聞き、「振り心地と感触がよかったのですが、もう歳だからゼクシオ12にした方がいいのか知りたかったので安心できました」とAさん。

「クラブをセッティングする際、振り心地と結果がよいクラブ(ゼクシオエックスアイアン)を中心にできればさらによいでしょう」(筒コーチ)

アイアンとハイブリッドはどう組む? 「コース使用状況」に合わせたロフト選び

「ゼクシオエックスアイアンを使うなら、他も全て同じにしないといけないの?」という疑問に答えるべく、「ゼクシオ12」と「ゼクシオエックス」のウッドとハイブリッドの試打も行いました。

「ドローが打ちたいからスイング改善中」のAさんは、「ゼクシオ12」で軽いストレートドローのナイスショットを連発。

モデル名や番手・ロフトだけで決めてしまいがちなアイアンやハイブリッド。「どんな状況で使うのか?」や「どんなショット傾向があるのか?」によって選ぶ方法もある
モデル名や番手・ロフトだけで決めてしまいがちなアイアンやハイブリッド。「どんな状況で使うのか?」や「どんなショット傾向があるのか?」によって選ぶ方法もある

「自然につかまるクラブなら無理にフェースをこねるスイングの改善がしやすい」と筒コーチ。さらに「ドライバーでリキまずに距離も出ているし、ウッドとハイブリッドはゼクシオ12の方がよいのでは?」と横山プロも同調しました。

「ゼクシオエックス」アイアン試打時に、高さも飛距離も出ていたAさんは「アイアンが好きなので5番から使いたいから、ハイブリッドがゼクシオ12だと気楽。でも、他のモデルを混ぜちゃいけないと思っていました」と口にしました。

 筒コーチは「R、SR、Sフレックスを打ってもらいましたが、どちらのモデルもSRフレックスの結果がよかったので問題ないと思います。ゼクシオの中で選んでいるので、ゼクシオ12のウッド&ハイブリッドとゼクシオエックスアイアンの組み合わせはアリです」

「5番アイアン(ロフト23度)と同ロフトの5Hを入れておけば、セカンドショット時にも活躍してくれると思いますよ」と使用頻度が多い番手でのセッティングにもアドバイスをしました。

コースでは練習時の「逆」? ドライバーから始まるクラブの「振り心地」

【写真】ゼクシオ12が躍進! 最新売れ筋アイアンランキング

画像ギャラリー

2023年5月の売れ筋アイアンランキング1位 ゼクシオ12アイアン(ダンロップ)
2023年5月の売れ筋アイアンランキング2位 スリクソンZX5 MkII アイアン(ダンロップ)
2023年5月の売れ筋アイアンランキング3位 G430 アイアン(ピンゴルフジャパン)
2023年5月の売れ筋アイアンランキング4位 パラダイムアイアン(キャロウェイゴルフ)
2023年5月の売れ筋アイアンランキング5位 パラダイム マックスファスト アイアン(キャロウェイゴルフ)
練習場で試打を行っても「コースでは振れてるから大丈夫」などのティーチングプロからの客観的な視点も重要な目安になる
モデル名や番手・ロフトだけで決めてしまいがちなアイアンやハイブリッド。「どんな状況で使うのか?」や「どんなショット傾向があるのか?」によって選ぶ方法もある
それぞれの番手で「こんなショットを打ちたい」という思いはあるが、【ドライバー→セカンドショット番手→ウェッジ】の順番での使い心地が重要
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