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- ツマ先上がりのライは手打ちNG! 胸の前から手元を外さずにコンパクトに振る
ラウンドをしていると、「このライからどうやって打てばいいんだっけ?」と戸惑ってしまうシチュエーションがある。そこで、ちょっとイレギュラーな状況に遭遇した時の構え方や打ち方をツアープロの川崎志穂(かわさき・しほ)に教えてもらおう。今回のテーマは「ツマ先上がりからのアイアンショット」。
傾斜面とソールをピッタリ合わせて構える
ツマ先上がりのライで、まず警戒しなければいけないミスはダフリです。足元よりも高い位置にボールがあるため、フラットなライと同じ感覚でスイングすると、ボールの手前の芝に当たってしまいます。
しかし、ダフりを気にしすぎると、ダウンスイングで体や手元が浮き、トップしてしまうケースもあります。では、ツマ先上がりのライからナイスショットを打つにはどうすればいいのでしょうか。
ポイントはアドレスです。クラブを短く持ち、ソール面を斜面にピッタリと合わせて構えてください。
トゥ側が浮いていると芯でボールをとらえづらくなります。アドレスにひと工夫するだけでも、ナイスショットの確率がアップします。
目標より右を向いて左のミスを防止
続いて、スイング中の注意点です。ツマ先上がりはバランスが崩れやすいライですが、体を動かさないように意識すると、手打ちになってスイングが不安定になります。
また、ツマ先上がりでの手打ちは、フェースがターンしすぎ、左に大きく曲がることもあります。
こういったミスを防ぐためには、体と腕を同調させることが大切。アドレスでつくった両肩、手元の三角形を崩さないように、コンパクトにしてスイングしましょう。
振り幅が小さくなるぶん、飛距離が落ちるのでひと番手大きいクラブを持つと、狙いどおりの飛距離が出るはずです。
また、コンパクトにスイングしても、ドロー系のボールが出やすくなる点もケアしましょう。ターゲットよりも右を向いて構えると、左へのミスが出にくくなりますよ。
取材協力・姉ヶ崎カントリー倶楽部(千葉県)
【レッスン】川崎志穂(かわさき・しほ)
1996年5月9日生まれ、千葉県出身。拓殖大学紅陵高卒業後、2017年はQT25位の資格でレギュラーツアーにフル参戦。同年は3度目の挑戦でプロテスト合格も果たす。170センチの長身を活かした飛距離が魅力。2017年シーズンはドライビングディスタンス8位(248.58ヤード)に入っている。ミツウロコグループホールディングス所属。
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