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- 真っすぐ当てようとするから木に当たる! 林の中からの一発脱出は「フォローの形」が最重要
ラウンドをしていると、「このライからどうやって打てばいいんだっけ?」と戸惑ってしまうシチュエーションがある。そこで、ちょっとイレギュラーな状況に遭遇した時の構え方や打ち方をツアープロの川崎志穂(かわさき・しほ)に教えてもらおう。今回のテーマは「「林の中からの脱出ショット」。
真っすぐ打ちたい時はフォローでヘッドを立てる
ショットを左右に曲げてしまい、ボールは林の中へ。林から脱出する時に遭遇するのが、木の間を抜かなければいけないシチュエーションです。そんな時は、どうすれば木に当てずに打ち出せるのでしょうか。
![トゥを立てるイメージでフォローを出す。ヘッドがナチュラルに動き、フェースがスクエアな状態でインパクトしやすくなる](/wp-content/uploads/2023/09/52A6041-2.jpg)
よく見かけるミスは、「フェースをスクエアにして真っすぐ打とう」という意識が強すぎて、インパクトで手元が前に出てしまうケースです。手元が飛球線側に流れると、ヘッドが前に出ずフェースをコントロールできなくなります。
フェースを真っすぐにしてインパクトするには、フォローでクラブの先を立てるイメージがオススメです。
インパクト前後でフェースがスムーズにターンしてヘッドが動き、スクエアフェースでインパクトしやすくなります。打つ前にボールの先にスパットを決め、スパットを目がけてヘッドを出すと、狙った所に飛ばしやすくなります。
ロングアイアンよりミドルアイアンがオススメ
注意しなければいけないポイントは他にもあります。ボール位置は両足の真ん中よりやや右足寄りにセットしましょう。葉や枝に当たらない低い球を打つことができます。
![両足のセンターよりやや右足寄りにボールをセットし、いつもどおりにスイングすれば低い球が打てる](/wp-content/uploads/2023/09/52A6005-3-2-2.jpg)
この時、気を付けたいのは、打ち込まないことです。右足寄りにボールをセットし、いつもどおりにスイングすれば、自然にダウンブローになって出球は低くなります。右足寄りに置いて打ち込むと、ヘッドが鋭角に入り過ぎて地面に刺さってしまいます。
また、番手選びも重要です。低い球が打ちたいからといって、ロフトが立っているロングアイアンを選ぶと、打ち出しからボールが転がり、手前のラフに食われて止まってしまう可能性があります。
打ちたい距離にもよりますが、7番アイアンあたりをチョイスすると、林からスムーズに脱出できるはずです。
取材協力・姉ヶ崎カントリー倶楽部(千葉県)
【レッスン】川崎志穂(かわさき・しほ)
1996年5月9日生まれ、千葉県出身。拓殖大学紅陵高卒業後、2017年はQT25位の資格でレギュラーツアーにフル参戦。同年は3度目の挑戦でプロテスト合格も果たす。170センチの長身を活かした飛距離が魅力。2017年シーズンはドライビングディスタンス8位(248.58ヤード)に入っている。ミツウロコグループホールディングス所属。
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