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- ゴルフスイングに関する迷信!? 「インサイドアウトが良い」というのは間違いです
スイングはインサイドアウトが良いと思っているアマチュアゴルファーは少なくありません。しかし、JLPGAティーチングプロの岡本恵氏によると、最近はクラブも変わってきて、インサイドアウトだとむしろ様々なミスショットの原因になるといいます。
最近のクラブではインサイドアウトがスライスの原因にもなる
ゴルフのスイング理論は時代とともに進化しています。特にインサイドアウトのスイングについては、昔と今でその評価が大きく変わりました。かつてはインサイドアウトに振ることが良いとされていましたが、現代ではその弊害が多くなってきています。JLPGAティーチングプロの岡本恵氏が解説します。

※ ※ ※
インサイドアウトに振ることがスイングの理想とされていた時代もありました。多くのゴルファーがこのスイング軌道を目指し、実践していました。その理由の一つは、当時のクラブが球がつかまりにくい構造であったため、インサイドアウトに振ることで適切な弾道を得やすかったからです。
昔はインサイドアウトスイングからのミスといえば極端なフックボールでしたが、今はスライスのミスを生み出すことがあります。インサイドアウトでもスライスが発生する理由は、手が浮き上がり、フェースが右向きになってボールに当たるためです。これによりボールには右回転がかかり、スライスを引き起こします。軌道自体がインサイドアウトであっても、フェースが開いて当たればスライス回転がかかることになります。
ダフる原因の多くもインサイドアウト 球が左右にバラつく原因に
インサイドアウトに振ることでダフリが発生しやすくなります。これはスイングの最下点が右側にずれるためです。さらに、ボールにコンタクトする際には手首のローテーションが必要となります。ローテーションが適切に行われないと、球は右に飛び、逆にローテーションが大きすぎると左へ曲がるフックが発生しやすくなります。
実はインサイドアウトが良いと思われているのは日本だけのようなのです。私が学生だった数十年前、アメリカ人選手と日本人選手のスイングには明らかな違いがありました。アメリカ人のスイングはその当時から非常にシンプルで、いわゆるインサイドインのスイングが主流でした。
体の回転で打つことでスイングは自然とインサイドから入り、インパクトの後はインサイドに抜けていきます。これが理想的なスイングです。インサイドアウトに打とうとしている方は、その考えを捨て、インサイドインのシンプルなスイングを目指してください。正しいスイングを身につけることで、ミスショットを減らし、安定したプレーが可能になります。
【解説】岡本恵

JLPGAティーチングプロ。ステップ・アップ・ツアー、アジアンツアーに参戦後、2009年よりティーチングプロとしてゴルフ練習場にて一般ゴルファーを指導。約15年の間に指導したアマチュアゴルファーは1000人以上。マナーやエチケットを守りつつも、楽しくゴルフしていただくのがモットー。現在は名古屋市の竜泉寺ゴルフ場にて指導を行なっている。
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