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- ロフトの立ったクラブよりも距離感が出しやすい!? メリットも多く意外に簡単なウェッジを使った転がしアプローチの打ち方
サンドウェッジ1本でグリーン周りのアプローチを行う人は少なくありません。渡邉彩香もその1人です。この場合、距離感を合わせにくいのが転がしやピッチエンドラン。ロフトが大きいぶん、ボールがポンと上がってしまい、思った以上にランが出ないからです。今回は、ウェッジによる転がしアプローチでのミスを防ぐ方法を身につけましょう。
ボールを右足の内側に置くのはNG
ボールからグリーンエッジまでが5ヤード、エッジからピンまで25ヤードの状況です。傾斜はなく、ボールのライも悪くありません。このような場合、ロフトの小さいクラブで転がすという人が多いでしょう。ですが、私はあえて58度のサンドウェッジを使用します。なぜなら、このクラブでグリーン周りのアプローチをほぼ行ってきたからです。

実際、ロフトの小さいクラブでの転がしも練習しましたが、思ったよりも距離が出てしまったり、それが気になって逆に突っ込めなかった経験があります。ロフトが大きくてもやはり使い慣れたクラブで転がした方がピンによる確率は高いようです。
アベレージゴルファーの中にもサンドウェッジ1本でアプローチを行う人がいると思いますが、転がしを行う際の注意ポイントはボールの位置です。

私が見る限り、かなりの確率でボールを右足よりも内側に置いている人がいます。これではロフトが立たず、ボールが転がっていきません。必ず右足の外側よりも右にボールをセットしましょう。
自動的にインサイドアウトの軌道で打てる
ボールを右足の外側よりも右に置くことのメリットは、ロフトが立った状態でインパクトを迎えるだけではありません。ボールが右にあるぶん、自動的にインサイドアウトのスイング軌道となり、ボールにフック回転がかかります。その結果、転がる量が増えるわけです。
ただし、条件があります。いくらボールを右に置いても、バックスイングでクラブをアウトサイドに上げると、インサイドアウトの軌道にはなりません。

バックスイングでは肩のラインと両腕できる三角形を崩さずに、胸を右に向けると、スムーズにインサイドにクラブが上がります。ダウンスイング以降でも三角形を崩さずに、胸を正面に向けるイメージを持つとボールの位置にクラブヘッドが戻り、しかもインサイドアウトの軌道になります。
スイング中は三角形を崩さないことだけを考えてほしいところですが、あえていうなら、スイングの最下点はボールよりも少し先になります。また、フォローを出す意識は持たなくても大丈夫です。インパクトを迎えたら、あとは惰性でヘッドを目標に向かって出していけばOKです。
取材協力・凾南ゴルフ倶楽部(静岡県)
【レッスン】渡邉彩香(わたなべ・あやか)

1993年9月19日生まれ、静岡県熱海市出身。ツアー通算5勝。国内女子ツアーでも指折りの飛ばし屋。19年と23年に2度のシード落ちを経験しているが、いずれも翌年にシード復帰。スイング改造により、飛んで曲がらないドライバーショットを手に入れた今季は、3年ぶりの優勝、さらに年間女王も狙っている。
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