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- アイアンで大失敗しない!簡単「インパクトゾーン」の作り方
スコアアップを望むなら、アイアンショットの精度を上げることは必須。寄せやすいところまでボールを運ぶことができれば、パーセーブのチャンスは広がる。ツアープロコーチの大西翔太によれば、ビジネスゾーンでのヘッドの動きを安定させることがアイアンショットの精度を上げることだという。
インパクト前後だけ意識すればアイアンショットは安定する
アイアンショットで確実にボールをとらえたいなら、必ず守ってもらいたいことが一つだけあります。それは、ビジネスゾーンと呼ばれる時計の8時から4時までの振り幅内でお腹とグリップエンドの距離を変えないことです。これさえ守れば、あとはどのようにクラブを振っても問題ありません。
いいアドレス、いいトップの形を作ったとしても、ビジネスゾーンで体とグリップエンドの距離が変わると、トップやダフリ、スライス、フックといったミスが間違いなく出ます。
なぜなら、インパクトでの入射角やフェースの向きが安定しないからです。ダウンスイングで上体が起き上がり、お腹とグリップエンドの距離が離れればトップに、上体が突っ込んでお腹とグリップエンドの距離が近くなればダフリが出ます。
同時に、インパクトでフェースがスクエアに戻る確率も低くなるぶん、フェースが開けばスライス、閉じればフックが出るでしょう。
私が初心者にレッスンする際、最初にこのビジネスゾーンの動きを徹底して練習してもらいます。それで、間違いなく上達が早くなります。もちろん、アベレージゴルファーが今からビジネスゾーンでの、お腹とグリップエンドの距離をキープする練習をしても遅くありません。むしろ、スコアアップのカギはここにあるといってもいいでしょう。
アイアンショットの方向性や距離感が安定しない人は、ぜひ一度ビジネスゾーンをチェックしてみましょう。
グリップエンドをお腹につけた素振りで劇的に安定する
思うようにお腹とグリップエンドの距離をキープできない人は、次のドリルを試して下さい。
まず、普通にアドレスし、グリップエンドをそのままおヘソあたりにくっつけます。上半身全体を動かすイメージで8時~4時の振り幅で素振りを繰り返しましょう。自然とお腹と両手が同調する感覚がつかめます。
さらに、スイング軌道がインサイドストレートインになり、アイアンショットを成功させる確率が高まります。手だけでクラブを動かすとお腹からクラブが外れるので要注意です。
ゴルフでは感性を育成することが重要です。1日10~15回でもいいので毎日この素振りを行うだけでも確実に上達します。
練習場に行ったときも、グリップエンドをおヘソあたりにつけた状態で素振りを行い、それからボールを打ってみましょう。もちろん、実際にボールを打つときはビジネスゾーンでお腹とグリップエンドの距離を変えないように心がけます。
最初はフルショットする必要はありません。とにかく8時から4時の振り幅でボールを打つことです。最低でも30球は打ってほしいですね。このような地道な練習をすることが、アイアンショットを成功させる近道になることを理解して下さい。
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