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- スクエアフェースはどうキープするの!? ランニングアプローチで狙った方向に打ち出す方法
スコアメイクのカギを握るのはアプローチ。ティーショットとセカンドショットがうまくいって順調にグリーン近くに来たとしても、アプローチから何打も費やしてしまっては、スコアはまとまりません。ツアープロの岸部桃子を姉に持つ、ティーチングプロの岸部華子にアプローチを教えてもらいました。今回のテーマは「ランニングアプローチ」です。
手首を使わずに体を回してクラブを上げる
ピンが奥に切られている時や2段グリーンを狙う時、薄芝のライなどで効果的なのが、ランニングアプローチです。グリーン周りからのアプローチが苦手な人は、この打ち方を覚えておくと大きなミスがなくなり、スコアをまとめやすくなるはずです。
球足の長いボールを打つには、ロフトを立てた状態でインパクトし、打ち出しを低くする必要があります。しかし、スイング中にフェースを開閉して出球をコントロールすると、方向性が悪くなってイメージどおりに転がすことができません。
ランニングアプローチは、フェース面を常にスクエアにしておくことが大切です。手首を使うのではなく、体の回転でクラブを動かすとフェース面が狂いにくくなります。アドレスした時のおへそとグリップエンドの関係性を変えないまま、体を回すといいでしょう。
転がしたい時はボールを右寄りにセット
出球の低いボールを打つには、アドレスを変える必要があります。ピッチエンドランでは両足の真ん中あたりにボールをセットしますが、ランニングアプローチはボールを右足寄りにセット。これだけで自然にロフトが立ち、出球が低い転がる球を打つことができます。
注意点は手元を前に出さないことです。ロフトを立てたいからといって、飛球線側に手元を出して構えるのはNG。腕と体の動きがバラバラになり、スイングの精度が落ちてしまいます。
ピッチエンドランもランニングアプローチも、アドレスした時の手元の位置は、左モモの前あたりにくるようにしましょう。
また、ランの割合を増やしたい時は、52度のウェッジを使うのではなく、ピッチングウェッジや9番アイアンなど、ロフトがより立ったクラブを使うのがオススメ。番手を替えるだけで、シンプルに球筋を変えることができます。
取材協力・CLUB HOUSE(千葉県千葉市)
【指導】岸部華子(きしべ・はなこ)
1995年生まれ、福島県出身。父親の影響で6歳からゴルフをスタート。当時からツアープロの姉・桃子とともに練習に励み、07年に『東北ジュニアゴルフ選手権 女子11歳以下の部』で優勝するなど活躍。中学時代は陸上部に所属していたが、東日本国際大学付属昌平高校でゴルフ部に入部。卒業後は、21年にLPGAティーチングA級を取得。現在は、ジュニア時代から師事していた横田英治が主宰する『クラブハウス』に所属。インストラクターとして活動しながら、姉のツアーキャディも務める。
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