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- リシャフトで査定ダウンは昔の話!? 買取った中古クラブは店頭に並べるまでに何をする?
中古ショップの大手である「ゴルフドゥ」で、中古クラブのアレコレを聞いてみました。今回は、買取ったクラブはどんな手順を踏んでから店頭に並ぶのか。
買取られた中古クラブはすぐに店頭には並ばない
ユーザーが持ち込んだ中古クラブはどんな手順を踏んで店頭に並べられるのでしょうか、ゴルフドゥ花小金井店の店長・岡部昭人さんに話を聞きました。
「まずはメンテナンスですね。クラブをキレイにします。古いモデルだとグリップが劣化していることも多いので、その場合は新しいグリップに交換します。買い取り後に交換が必要なものは、そのぶん買取価格も低くなっています」

「特にパターはグリップが痛んでいるケースも多いのですが、古くても人気が高いモデルも多いのでしっかりグリップ交換をします。とにかく、磨けるところは磨いて、美しく生まれ変わらせます」
グリップ交換などを済ませたクラブは、その後、スペックをあらためて計測するそうです。
「買取り時にも、改造などされていないかカタログスペックと比較するために、スペック計測はします。買取り後に改めて計測して、それをクラブのデータとして記載します。ドライバーやウッド類は、ロフト、長さ、重さ、バランス、フレックス、リシャフトの有無、グリップ、付属品の有無などです」
「アイアンはロフト角、ライ角、調整した後があるか否か、リシャフト、グリップなどを確認しています。ウェッジは、アイアンと同じデータにバンスが加わります。パターは、長さ、重さ、バランス、グリップ、リシャフト、付属品の有無などですね。仕入れたクラブはすべて、1本ずつ計測します」
計測スペックも考慮しながら、販売価格を決定するのだそうです。
メーカーカスタムなら査定は下がらない
買取るときにはロフトとシャフトスペックの組み合わせも注意するそうです。
「例えば、ゼクシオはSRやRのフレックスが人気で、中古を探す人も多いのですが、Sフレックスを使う人は少ないので売れ残る可能性が高くなります。ですので、買取るときの値段もSRやRと比較すると安くなります」

「最近の人気モデルでいうと、ピンゴルフのG430はヘッドタイプがノーマル、LST、SFTなどと3種類以上ありますが、LSTならSは売れるけどRは売れません。逆にSFTはRやSRは人気だけど、Sはあまり売れないという感じです。ヘッドの特性にあったシャフトフレックスが求められるのです」
希少性が高いほうが買取り価格もアップする印象もあったが、実際には売れ残る可能性が高くなるそうです。
ドライバーなどはリシャフトの有無を確認するそうですが、購入時にメーカーカスタムの有名シャフトメーカーのシャフトを装着しているものを購入している場合はどうなるのでしょうか。
「メーカーカスタムに関しては、純正シャフトと同じ扱いになります。標準純正シャフトが7万7000円、カスタムモデルが9万2000円で販売されていたモデルなら、その差額分はきちんと考慮されて、プラスして査定します」
メーカーカスタムではなく、後にリシャフトした場合はどうなのでしょう?
「人気メーカーのシャフトなら、そのぶんも考慮します。しかし、ヘッドが古いモデルだったりキズがついている場合は、ヘッドの価格に引っ張られて査定額が下がってしまうこともあります」
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