スコアをデータ化してくれる管理アプリが大人気
ひと昔前まで、スコアはスコアカードに記入するというのが当たり前でしたが、ここ数年、スコアカード派がめっきり減ったような。皆さんの周りでも、ホールアウトごとにスマホを取り出して指を動かしたり、ゴルフウォッチを操作したり、はたまたカートに備え付けられているカートナビに入力する人が増えてきたと思いませんか?
そこで、アンケート調査を開始。「ラウンド中のスコア入力は主に何で行いますか?」という質問をゴルファーの皆さんにぶつけてみました。

選択肢は、「スコア管理アプリ」「紙のスコアカード」「カートナビ」「スコアを数えない」「その他」の5つ。有効回答数は、1225人。最も多かったのが「スコア管理アプリ」で461人(37.6%)。続いて「紙のスコアカード」が多く418人(34.0%)。3位は「カートナビ」で304人(24.8%)。以下、「その他」が26人(2.0%)、「スコアを数えない」が21人(1.6%)となりました。「スコア管理アプリ」、かなり普及しているようですね。
「スコア管理アプリ」の人気の理由は、その名の通り、スコアが管理できること。「いつでも見返すことができるし、過去のラウンドの平均スコアなどもすぐに分かる」。最近は優秀なアプリも多く、「パーオン率などいろいろなデータが後から簡単に見返せて、自分の弱点がすぐに見つかる」ようです。
また、ラウンド中、「トータルスコアが瞬時に分かる」というのも魅力。上級者なら「○オーバー」という感じで自分のスコアを頭の中で管理できると思いますが、100前後のアベレージゴルファーの場合は計算が大変ですものね。
そのほか、コースマップが表示されるアプリも多く、「距離計測器として使いながらスコアも入力する」「スコア入力をしたあと、次のホールの攻め方を考えることもある」という人もいました。
クラブ選択等を素早く細かくメモれるのが“紙”の魅力
「スコア管理アプリ」派に1位は譲ったものの、「紙のスコアカード」も根強い人気。「なんといっても速い」「手軽に記入できる」「このやり方に慣れている」「ゴルフをやっている感じがする」という人が多数。もっとも、スコア管理アプリ派にも、「速く正確に入力できる」という意見の人がいましたが。
また、スコアカード派には「いろいろな書き込みができるから便利」という人も。「ショットごとにどのクラブを使ったかを記入している」「フェアウェイをキープできたかどうかをメモしておく」。中には必ず2枚もらって、1枚は全員のスコア、もう1枚に各ショットのクラブ、ショットの方向や距離などを記入しておき、ラウンド後にそれを見ながらプレーを振り返るという人もいました。
そのほかの意見としては、「オリンピック(ゲーム方式の一種)などの記録を残すには紙のほうが便利」という人も。また、「スマホだと電波が入らないところもある」「スマホは何回もタップが必要だし、反射してディスプレーが見えないこともあるので不便」という意見もありました。
月例に出ているメンバーさんや、競技ゴルフを楽しんでいる人も、ほとんどが紙派。「競技ではスコアカードが当たり前なので、プライベートの時でもスコア管理アプリには違和感を覚える」といった声が聞かれました。「そもそもラウンドでスマホを持ち歩かない」という人もいました。
また、スコアカード派には、プレーしたコースのスコアカードをファイリングするのが楽しみという人もいるようです。コースならではのデザインが施されているのがスコアカード。それを収集するという楽しみもあるのでしょうね。
ただ、スコアカード派がスコア管理アプリを拒絶しているかというとそうでもなく、家に帰ってからスコアをせっせとPCやスマホに入力している人もいるようです。
最後に、「カートナビ派」のご意見を。
「簡単だし、プレー後、プリントアウトしてもらえるのでありがたい」「自分だけじゃなく、みんなスコアが見られるのがいい」「順位が分かるから面白い」。みんなでワイワイガヤガヤやるのにはよさそうですね。
さらに最近のカートナビは、スマホのアプリと連携していて管理もできるとか。これもカートナビ派が増える要因になっているようです。
スコア管理も多様化の時代。それぞれの良さがあるようなので、自分にとって使い勝手がいいものを選べばいいという結論になりますか。