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- 「マナーがうるさい」「大人のスポーツ」は過去のイメージ? 若者こそ今からゴルフを始めるべき理由とは
「ゴルフをやってみようかな…」と興味を持ってはいたものの、マナーに厳しく大人がたしなむスポーツというイメージもあり、なかなか始めるきっかけがなかった人も多くいるかもしれません。しかし、今では少しずつ女性や若いゴルファーも増加中。その背景にはどのようなものがあるのでしょうか。
ゴルフのイメージが変化しつつある
ゴルフには「費用が高額」「マナーに厳しい」「大人がたしなむスポーツ」などのイメージもあり、これから始めようと思っているエントリー層にとって、少々ハードルが高いと感じられていたかもしれません。
しかし、それは一昔前の話で、現在では服装などのマナーも緩和されつつあり、手軽に通えるインドアの練習場も増加。「今こそ若者がゴルフを始めるべき」と語るレッスンプロの村井良行氏に、詳しく話を聞きました。
「近年、女性や若いゴルファーがゴルフ業界に多く参入してきたのは、コロナ禍で提唱された『三密』の考え方があったからだと思います。ゴルフは三密を回避して屋外で体を動かせるスポーツだったため、世間的にも注目が集まっていたのでしょう。また、SNSの発達によりキラキラしたゴルフインフルエンサーたちの台頭も、理由の一つと考えられます」
また、村井氏は「エントリー層に向けたサービスの向上も、女性や若いゴルファーの増加に寄与しているでしょう。例えば、一定の年齢以下だとプレー代が安くなったり、女性目線で改装されたクラブハウスなどが挙げられます」と話し、ゴルフ場や練習場の集客戦略も若い世代にうまくアプローチできていると言います。
さらに、ゴルフ自体のイメージの変化について、村井氏は以下のように話します。
「ゴルフは『おじさんがやるスポーツ』といったイメージはなくなりつつあります。今では比較的安い金額でプレーできるパブリックゴルフ場もあり、若い人でも気軽にラウンドできる機会が増えてきました」
「また、接待ゴルフのような気を遣うゴルフではなく、気心知れた仲間内だけでラウンドするような楽しいイメージに変わってきている気がします。スクールの客層を見ても、若い人は増えてきたなと実感しています」
若者がゴルフを始めるメリットは?
これまで参入障壁を高くしていた要因が薄れつつある一方で、村井氏はなぜ「若いうちからゴルフを始めるべき」と語るのでしょうか。その理由について、以下のように話します。
「若い時にゴルフを始めるメリットは、大きく2つあります。一つは人間性の向上。もう一つは人脈が広がることです」
「人間性が向上する理由については、ゴルフに審判がいないことが挙げられます。審判がいないということは、全ての行動に自分自身で責任を持つことになるのです。また、同伴者だけではなく、ゴルフ場全体に気を配る必要があるので、視野を広く持ち、配慮ができる人間に成長できます」
「ゴルフは人脈の広がりも見込めます。通常4人1組で回るゴルフですが、時には誰かのスケジュールが合わないことも。人数をそろえるために友達の友達を誘ってラウンドをすることもあるので、長年ゴルフをしていると少しずつ知り合いが増えていきます。さらに、コンペに参加することで新しい出会いもあったり、会社の上司や同僚との距離を縮めることもできるでしょう」
「最近では『ゴルフ合コン』なども増えていて、ゴルフのイメージがガラッと変わってきたなと感じます」
また、ゴルフにはコミュニケーション能力の向上や、メンタルスポーツならではの精神力が鍛えられる側面も。加えて、村井氏が話すように「人間性の向上」や「人脈の広がり」が期待できると考えれば、ゴルフを若いうちから始めるメリットは大きいと言えそうです。
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