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- ゴミ集積所の対策がバッチリなのが原因!? ゴルフ場でのカラス被害が近年増えているって本当?
昔からプレー中のゴルファーから様々なものを盗むカラスの被害はありました。しかし、近年その被害が増加しているといいます。
カラスがカートバッグから袋入りのど飴を強奪
近年はゴルフ場でカラスがゴルファーの荷物を物色し、食べ物を持ち去る被害が相次いでいます。
先日も同伴者が被害に遭いました。グリーン上でパッティングをしているスキに、カラスが乗用カートの乗車位置後方のカゴに置いてあったカートバッグの中から白くて四角い袋をくわえて持ち去りました。
同伴者が慌ててカートバッグの中身を確認したところ、持ち去ったのは袋入りのど飴でした。その程度の被害で済んで、ホッと胸をなで下ろしました。
カラスがゴルファーの荷物を物色するのは食べ物を探すためですが、それが食べ物かどうかを瞬時に判断する能力はありません。食べ物らしき物体を見つけたら、とりあえず何でも持ち去ろうとします。
ホールアウト後に「カラスにのど飴を持って行かれた」とコーススタッフに伝えたところ、「のど飴で済んでよかったですね」といわれました。過去には家のカギをカラスに持ち去られて困り果てたお客さんがいたそうです。
ゴルフ場もカラスがゴルファーの荷物を狙っていることは承知しています。そのゴルフ場はキャディーバッグの積載場所の上部にあるカゴにカラスよけのフタが取りつけてあり、荷物はその中に入れるように推奨していました。
しかしながら、カラスよけのフタがついているということは、人間でも手軽に開閉できない仕組みになっています。
女性はカートバッグの中にスコアカードフォルダーを入れることが多いですから、1ホールごとにバッグを出し入れしてスコアを記入するのは面倒くさいです。
結局、カラスへの警戒心よりも利便性を優先し、カートバッグを乗車位置前方の荷物入れや乗車位置後方のカゴに置きっぱなしにしてしまうのです。
カラスはファスナーやタッパーを開けられる
ゴルフ場関係者に話を聞くと、昔はカラス被害がそれほど多くなかったと口をそろえます。当時は近隣のゴミ集積所で食べ物を入手することができていたので、ゴルフ場で食べ物を探す必要はなかったのでしょう。
やがて全国のゴミ集積所でカラスのゴミ荒らしが社会問題化し、各自治体がカラス対策を強化するようになりました。カラスよけネットやゴミステーションの導入によってゴミ集積所での食料の入手が困難になってきたため、ゴルフ場に目をつけるようになったのだと思われます。
筆者がカラス対策で行なっているのは、カラスよけのフタがついているカゴがあるときは必ずその中に荷物を入れること、カートバッグのファスナーを開けっぱなしにしないこと、カートバッグの中身を重くしておくことです。
カートバッグの中身が軽いと、カラスがくちばしで取っ手をくわえ、そのまま持ち去ろうとすると聞いたことがあるからです。
実際にカートバッグごと持ち去られた事例は聞いたことがないですが、カートバッグを持ち去ろうとしたとき斜めに傾いてスマートフォンが地面に滑り落ち、液晶画面が割れてしまったという事例は聞いたことがあります。
したがって、取っ手をくわえて持ち去ろうとしても、持ち上がったり浮き上がったりしない重さの荷物を入れています。具体的には水筒です。水筒を入れておけば、中身が空っぽでもそれなりの重さがありますから、カートバッグごと持ち去られる心配はないでしょう。
ただ、前出のコーススタッフと話をしていたとき、「最近のカラスはカートバッグのファスナーを開けますし、食品保存容器のフタも開けますから、気をつけたほうがいいですよ」と聞いて本当に驚きました。
筆者はカートバッグの中に食べ物を入れることがありませんから、「物色したって、どうせ何も出てこないよ」という気持ちがあります。でも、そんなことカラスには分かりませんから、油断すると痛い目に遭う可能性があります。
今後もカラスがいるかどうかにかかわらず、カートバッグの置き場所にはくれぐれも気をつけることを心に誓いました。
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