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- 紫外線が目に入りやすいのは夏じゃない!? 「冬こそゴルフにはサングラス」な理由とは?
“サングラスは夏のアイテム”という印象を持つ人が圧倒的に多いようですが、実は夏より冬の方が、目に紫外線が入りやすいという事実が。今冬はサングラスで無防備な目を紫外線から守りつつ、快適なゴルフを楽しみましょう。
ゴルファーにとって冬こそサングラスが必要
日本では冬のゴルフ場はもちろん、街中でもサングラスをかけて歩く日本人を見かけることはほとんどないのが実情です。
瞳の色が薄い欧米人は、まぶしさを感じやすいことから日常的にサングラスを着用しますが、瞳の色の濃い日本人を含むアジア人は、個人差はあるものの一般的にはまぶしさを感じにくいといわれているため、ファッションアイテムとして取り入れることはあっても、サングラスが外出時の必需品とはなっていないようです。
このような背景を受けてか、日本ではサングラスをかけることをどこか気恥ずかしく感じたり、“サングラス=夏のアイテム”というイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか。
「冬は太陽の位置が夏より低いため、実は目に紫外線が入りやすく、まぶしさも感じやすいんです。ゴルフを始めとしたスポーツ時には、冬こそぜひ機能性に富んだサングラスを着用していただきたいですね。視界がグッと変わります」と語るのは、LA発のスポーツサングラスブランド「goodr(グダー)」の武田和真さん。
夏の太陽は真上に位置していますが、冬の太陽は夏よりはるかに低い位置で地上を照らしているので、瞳に紫外線が直接入りやすく、ダメージも蓄積しやすい状態になります。
紫外線は年間をとおして地上に降り注いでおり、日差しの強い夏ほどではないにしても、冬も屋外では確実に浴びています。
気になる紫外線量は、冬でも夏の3分の1程度は降り注いでいるというデータがもあります。 (気象庁「日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ(地点名:東京)」より)
もともと目には紫外線を防ぐ力が備わっているため、日常生活で多少の紫外線を浴びる程度であれば、それほど神経質になることはないようです。しかし屋外で長時間、紫外線を浴び続けるとなると話は別です。
紫外線を浴びたことが原因で眼が充血したり、涙が出てきたり、異物感を感じたり……といったダメージが蓄積すると、さらにさまざまな眼病を引き起こす可能性もあるそうです。
太陽の位置が低いことから紫外線が直接目に入りやすく、しかもそのダメージを受けやすい冬こそ、ゴルフ時にはスポーツサングラスが必要というわけなのです。
冬ゴルフにはフィット感&機能重視のスポーツサングラスがイチ押し!
紫外線から目を保護してダメージを軽減してくれる“サングラス”。ではゴルフプレーには、どういったタイプのものを選ぶとよいのでしょうか。
「goodr(グダー)」の武田さんによると、「まず、かけてしっくりくるものを選びましょう。体になじむ心地よさを体感できることが大事」だといいます。
「スポーツ時にかけるサングラスは、もちろん個人的な好みの問題はありますが、軽すぎず重すぎず、安定感のあるものを選ぶといいですね。スポーツサングラスには、ズレたりブレたりしない特殊なすべり止めがついたタイプもあるので、お好みに合わせて選んでいただきたいです」
機能的には「ギラつきや乱反射を抑える『偏光レンズ』がオススメです」と、武田さん。
偏光レンズは、レンズカラーの濃度を必要以上に上げることなく余分な光をカットしてくれるため、サングラスをかけることでより視界がクリアになるそうです。
また「ゴルフ時にはコントラストがはっきりする『GOLFレンズ』を使用したタイプを選ぶといい」とのことで、着用すると芝目やゴルフボールがグッと見やすくなります。
このほか、眼を紫外線から保護するために広領域紫外線を約99%カットできる「UV400」を選んだり、可視光線透過率に注目するのも、ひとつの方法なのだとか。
可視光線透過率とは、光がレンズを透過する割合を0~100%に数値化したもので、数値が低いほど光を通しにくくなっています。
「冬場のゴルフなら、可視光線透過率30%前後のものがいいでしょう。夏場や晴れている日なら10%前後のものが向いています。早朝や夕方は明るめのグラスの方が一般的にモノは見やすいので、使用する時間帯によって明るめのレンズと暗めのレンズを使い分けるというのもいいですね」と武田さん。
顔の印象を左右するファッションアイテムとしても大活躍の“サングラス”。フィット感や機能面を重視して選ぶのはもちろん、寒い冬のゴルフをより楽しくしてくれるような遊び心をプラスしたクールな1本を手に入れて、冬ゴルフを思いきり楽しみたいものです。
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