- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 最新・日本のゴルフ場数は「2123」 都道府県別は1位・千葉県、2位・兵庫県…一番少ないのは?
ゴルフ場業界紙「ゴルフ特信」を発行する一季出版が調べたところによると、2023年、全国で営業中のゴルフ場数は2123コースでした。都道府県別の内訳で一番多い、一番少ないのはどこなのでしょうか。
2大“ゴルフ場銀座”がワン・ツー
ゴルフ場数で断然1位なのは1万コース以上を有する米国ですが、2000コース以上で英国、カナダと拮抗する“ゴルフ大国”の日本。しかし、最近は少子高齢化等の影響で徐々にコース数が減りつつあるとされています。では、最新のデータにおける日本のゴルフ場数はいくつなのでしょうか。
ゴルフ場業界紙「ゴルフ特信」を発行する一季出版が調べたところによると、2023年、全国で営業中のゴルフ場数は2123コースでした。
昨年に比べると9コース減少しており、減少傾向は続いています。過去一番ゴルフ場数が多かったのは04年の2356コースです。この20年で10%近くの233コースが減少したことになります。08年以降16年連続の減少で、11年東日本大震災以降は減少率が加速し、199コースが減少しています。一方、ゴルフはコロナ禍で3密をさけるレジャーとして若い世代を中心に支持され、矢野経済研究所によると、新規ゴルファーや再びゴルフを始めたゴルファーの数が110万人に上るとのことです。
ただ、23年レジャー白書によると「ゴルフ場の売上高は前年比8.5%増加した」ものの、「2022年秋以降は、天候不順や、コロナ規制の緩和によるゴルフ一極集中から他のスポーツやレジャーに需要が拡散し、利用者数は頭打ちになった」と現状分析しています。日本社会が少子高齢化で、ゴルフ対象人口の減少は避けられず、長期的に見ればゴルフ場の減少傾向が今後も続くと予想されます。
そのような現況の中で現在営業中のゴルフ場は前述の通り2123コースまで減り、都道府県別の内訳を見ると、1位は千葉県の157コース、2位・兵庫県150コース、3位・北海道141コース、4位・栃木県118コース、5位・茨城県113コースとなりました。100コース以上のゴルフ場があるのは、この5都道府県だけです。一方、一番ゴルフ場が少ないのは島根県の8コースです。ちなみに東京都は下から10位番目に当たる19コースが営業しています。
この結果を見ると、やはり人口の多い大都市圏、とりわけ関東圏にゴルフ場が集中していることが分かります。一方、都道府県で一番面積の大きい北海道は、ゴルフ場用地にも恵まれ、コース数も一番多いイメージがありますが、現在は3位です。他の調査では01年時点で175コースあり、閉場したコースがいかに多いかが実感できます。
年間の来場者数が最も多いのは大阪府
では、人口の多い大都市圏のゴルフ場は、年間何人くらいのゴルファーが利用するのでしょうか。
日本ゴルフ場経営者協会(NGK)の22年度データによると、千葉県の1ゴルフ場当たりの年間利用者数は5万942人、兵庫県は4万3968人となっています。2大都市圏のゴルフ人口の多さを反映しているといえるでしょう。
一方、3位の北海道は年間平均2万5122人と、冬季にクローズするハンディがある分、経営的には厳しいことが考えられます。1ゴルフ場当たりの年間利用者数が多い都道府県で見ると、1位は大阪府の5万4773人、2位は神奈川県で5万3422人、3位は前述の千葉県です。
ゴルフ場が減少する中でも、22年度の全国の年間利用者数は9131万4000人と、09年以来13年ぶりに9000万人を超えています。ゴルフ場の減少は避けられないにしても、これに少しでもブレーキをかけるため、コロナ禍で増えた若い世代や女性がゴルフの楽しさを感じて定着することや、インバウンドが本格的に再開したことによる海外からの需要が増えることを期待したいと思います。
最新の記事
pick up
-
「国産カーボンフェース」がついに発売! ヤマハの新作「インプレス・ドライブスター」ドライバー、FW、UT、アイアンを試打検証<PR>
-
「高反発エリア拡大でさらなる“飛び”を実現」 ミズノの新アイアン「JPX925」<PR>
-
アマチュアが打っても激スピン! フォーティーン「FRZ」を使ってギア好きゴルファー3人がスピン勝負してみた<PR>
-
キヤノンがゴルフを変える! プロゴルファー森田理香子が実践する“撮影機能付きレーザー距離計”「PowerShot GOLF」を徹底解剖<PR>
-
【連載コラム】フィッティングとレッスンの融合で上達! フォーティーンの新サービスを人気ゴルフYouTuberが体験<PR>
ranking