“足がつる”と悩むゴルファーは意外と多い プレー中の“けいれん”どう防ぐ?

多くのゴルファーが経験したことがあるというラウンド中に“足をつる”問題。この問題を解決するためには、日常の食生活の見直しから始めなくてはなりません。“足をつる”原因と効果的な対策方法を管理栄養士の村井咲喜子氏が解説します。

足をつってしまう主な要因を認識しよう

 管理栄養士の村井咲喜子氏によると、「ゴルフ中に足がよくつるんだけど、どうしたらいいの?」という質問が頻繁に寄せられるそうです。今回はこのラウンド中に“足をつる”問題の原因と対策を解説します。

足のけいれんに良いとされるバナナ 写真:AC
足のけいれんに良いとされるバナナ 写真:AC

 足をつる主な原因には、以下のようなものがあります。

▼冷えと水分不足
冬場は体が冷えがちで、筋肉が収縮しやすくなり、足がつる要因になります。一方、夏場は汗を通じて水分とともにミネラルも失われやすいです。これらのミネラル不足は、筋肉機能の低下を招き、結果的に足が痙攣する原因となります。

▼筋肉疲労と運動不足
長時間のゴルフプレーは筋肉疲労を引き起こし、特に運動不足の状態でのプレーは筋肉への負担が大きくなります。また、運動不足や加齢で筋肉量が減少すると、より疲労が蓄積しやすくなり、筋肉の収縮が起こりやすくなります。

足をつらないための日常生活の予防策とゴルフプレー中の対策

 足がつる問題を解決するには、日常生活での予防策と、ゴルフプレー中にも対策が必要になります。

 日常生活で気をつけることとしては下記通りです。

▼バランスの取れた食事
ミネラルやビタミンB1が豊富な食事を心がけましょう。カルシウム、マグネシウム、カリウムを多く含む食品や、ビタミンB1が含まれた豚しゃぶや生姜焼きなどをニンニクや玉ねぎと一緒に食べるとビタミンB1の吸収率が上がります。また腱の収縮機能に大切なマグネシウムは納豆などの豆類やアーモンドなどのナッツ類にも多く含まれているので日頃から意識して摂取してもいいかもしれません。

▼定期的な運動
筋肉の柔軟性と量を維持するためには、定期的な運動が欠かせません。また、運動の前後には、筋肉の緊張を緩和し、血流を改善するためにストレッチを行うことが推奨されます。

 ゴルフプレー中、プレー後の対策としては下記通りです。

▼適切な水分補給に加えてバナナがオススメ
足がつる要因の1つにミネラルバランスの乱れがあります。カルシウムやマグネシウム、カリウムやタウリンなどが足りていない事も多く、ラウンド中に水分補給と一緒にバナナを食べるのもオススメです。
バナナは汗で失われたカリウムやマグネシウムを多く含み、筋肉の痙攣や体内の炎症を抑える効果があります。運動時はスポーツドリンクで電解質を摂取することやお水などをいつもより多めに摂る事をオススメしてます。

▼適度な休息とマッサージ
ゴルフの疲れをためないように、ラウンドした日はお風呂に入ってマッサージやストレッチをする事も大切です。体を浴槽につかり温め、ミネラルウォーターを飲み、充分に休めること。また夕食時に梅干しやお漬物など少しの塩分を摂るのもオススメ。ただし高血圧や減塩をされてる方はご注意ください。コーヒーや緑茶などカフェインが入った飲み物は夜中の脱水につながりやすいのでほうじ茶や白湯を飲んでみてください。

 ゴルフプレー中の「足がつる」問題は、適切な対策を行うことで防ぐことが可能です。日常生活でのミネラルバランスの維持、運動不足の解消、プレー中の水分補給&バナナの摂取やプレー後のマッサージなど、具体的な対策を心がけることで防ぐことが可能です。

 快適なゴルフプレーのためだけでなく、体の健康のためにもぜひ心がけてください。

【解説】村井咲喜子(管理栄養士)

管理栄養士の村井咲喜子氏
管理栄養士の村井咲喜子氏

世の中の情報に振り回されず、おいしく健康的に自分に合った食べ方を考えられるように、ゴルファーをはじめアスリートをサポートしている。大蔵ゴルフスタジオ所属。大蔵ゴルフスタジオ公式ホームページ https://www.ogs-p.jp/

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