見られて恥ずかしく構えて気になる“テンプラマーク” 簡単に消し去るプロ推奨お手入れグッズとは?

ボールが高く上がり過ぎる「テンプラ」を繰り返していると、フェースの上部にボールの痕がくっきり残る「テンプラマーク」がついてしまうことがあります。では、どうすればテンプラマークを消してきれいにできるのでしょうか。

そもそもテンプラマークはなぜ落ちづらいのか

 ドライバーショットでは、ティーアップを高くし過ぎるとボールが弱々しく上がって飛距離が全く出ない「テンプラ」と呼ばれる現象が頻発します。

このようにフェースの上部にボールが当たってしまうのが「テンプラマーク」の原因
このようにフェースの上部にボールが当たってしまうのが「テンプラマーク」の原因

 テンプラを繰り返すとボールの当たった痕がフェースの上部に残って「テンプラマーク」を作ってしまうこともあり、こすってもなかなか落ちません。どうすればテンプラマークを消して、クラブをきれいに保てるのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。

「テンプラマークを単なる汚れだと思っている人もいるかもしれませんが、実際は金属製のヘッドと樹脂製のボールのカバーが、高速かつ強い圧力でこすれ合うことで作られるものです。摩擦熱でボールの樹脂が溶け、冷え固まったままこびりついてしまった状態なので、水洗いだけではそう簡単に落ちません。ウッド系クラブのヘッドなどは塗装が施されているので、タワシやヤスリなどを使ってこすると、塗装が剥げて傷がついてしまう恐れもあります。個人的にオススメなのが、カー用品店でクルマの補修用具として売られている『コンパウンド』を使った方法です」

「コンパウンドは小さな研磨粒子が入った磨き剤のことですが、タワシやヤスリなどよりもきめが細かく、塗装まで一緒に落としてしまうリスクを減らせます。ただし、コンパウンドでも粒子が粗めのものを使用したり、強くこすると余計な傷を作ってしまうので、できるだけ粒子が細かいタイプを用意して優しくふき取ってあげるときれいな状態にできます。また、雑巾のようなゴワゴワしたものではなくウエスやハンカチ、ティッシュといった柔らかい素材でお手入れをするといいでしょう」

「また、コンパウンドのような研磨専用のアイテムが手元にない時は、歯磨き粉で代用することも可能です。同じく研磨剤が入っているクレンザーなら家に置いてあるという人もいるかもしれませんが、クレンザーの粒子は焦げ付きやサビを落とすのに使われるため、かなり粗目になっていることが多いです。使用は避けた方が無難でしょう」

アイアンにはスチールウールが効果的

 では、アイアンにできたボール痕はどうすればきれいにできるのでしょうか。関氏は以下のように話します。

「ウッドの場合は、塗装が落ちるのを防ぐために粒子の細かいコンパウンドを用いるべきですが、アイアンの場合はメッキ加工が施されているので、もう少し強めにこすり取ることもできます。さらにティーアップせずに打つという特性上、練習場で何度も打っているとプラスチックやナイロン製の人工芝がクラブのソールと激しくこすれ合い、テンプラマークと同様に摩擦熱でこびりついてしまいます」

「このような汚れはコンパウンドでも落ちないことがあるため、スチールウールを使うと非常に効果的です。スチールウールも目の粗さにいくつか種類がありますが、番手が『800』より小さい粗めのものだと傷がついてしまうので、800番以上のタイプで削り取るように拭くと簡単に除去できます」

「アイアンは、ロフト角が大きくてボールに強いスピンがかかるので、ドライバーなどよりボールの当たった痕がこびりつきやすくなるようです。そのため、ウッド系とは対照的に強めにかけるのがいいとされています」

 クラブのフェースやソールの部分が汚いままだと、気持ちよくラウンドすることができません。その都度お手入れをしてあげることによって清潔さを保てるだけでなく、クラブに対する愛着も生まれるでしょう。

【写真解説】理屈が分かればテンプラは出ない! 芯とボールを合わせて分かる位置の違い

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ドライバーでは完全にボールはネックよりも左側に見える
アイアンではボールはネックよりも左側に見える
ウェッジではボールがネックよりも右側に見える
このようにフェースの上部にボールが当たってしまうのが「テンプラマーク」の原因

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