パットが入らない敗因は“ストローク”より“フェースの向き”が8割です! 面の狂いをどうチェックする?

スコアに大きな影響を与えるパッティング。多くのアマチュアが正しいストロークを身につけるために練習器具を使用しますが、実はパターが入らない最大の原因はストローク以外にあります。JLPGAティーチングプロの岡本恵氏が詳しく解説します。

インパクトの瞬間、フェースが右を向く人が多い

 パターが入らない理由は、データ的にも8割近くがインパクト時のフェースの向きにあるとJLPGAティーチングプロの岡本恵氏は言います。なぜフェースの向きを狙う方向に向けるのが難しいのかと、その対策について解説します。

フェースやシャフトからライトが出てフェース面がどちらを向いているかが分かる練習器具
フェースやシャフトからライトが出てフェース面がどちらを向いているかが分かる練習器具

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 パッティングにおけるフェースの向きの重要性は、データによっても明確に示されています。カップインの確率に最も大きく影響を与えるのは8割方フェースの向きです。フェースの向きが最初から狙いを外れてしまっていたら絶対に入りません。振り子運動、手首を固めるなど、パッティングの打ち方にはさまざまな方法がありますが、フェースの向きが何よりも大事なのです。この根本に目が向いていない人が多すぎます。

 フェースの向きは左にも右にも向いてしまいますが、私が指導している生徒さんではインパクトの瞬間フェースが右を向いてしまい入らないケースが多いです。多くのアマチュアゴルファーが手首を使ってフェースを開閉しようとするためだと思われます。パターのグリップは平面が多いですが、シャフトは筒です。その筒を回すといういう作業を行っているという自覚がない方がほとんどなのです。シャフトを回転させているという意識が欠如しているため、フェースの向きが不意に変わってしまいます。

 多くのアマチュアゴルファーは、ゴルフ雑誌やYouTubeでさまざまなストロークのレッスンや練習器具などに目が向いてしまっています。もちろん、それぞれのストローク方法や練習器具にはパッティング上達へつながるヒントがあるのですが、ストローク中に意識しないとフェースの向きが大きく変わることを認識しないと始まりません。インパクト時のフェースの向きが正しいことを確認しながらパッティングの練習を行わなくては、これらの努力はほとんど意味を成さないのです。

フェース向きが目標を向いているかを確認する練習方法

 フェースの向きの重要性を理解していただいたと思いますが、それを確認する方法をご紹介します。

 私が生徒さんへのレッスンの際によく使用するのは、フェースやシャフトからライトが出てフェース面がどちらを向いているかが分かる練習器具です。この練習器具を使用して、いつものようにストロークをしていただくと、自分のイメージに反してフェース面が狙いよりも右や左を向いているゴルファーがほとんどです。

 ストローク中にフェースがどの程度左右を向いているか自覚し、インパクトでは目標方向を向くように調整しながらパッティングの練習を行っていただくようにしています。

 このような練習器具がなくても、ティーをセロハンテープでフェースの面のところに貼るのでもOKです。ティーの向きでストローク中にフェース面を動きをチェックしてみてください。フェース面を意識しながら練習を行うと、カップイン確率は確実に上がります。ぜひ試してください。

【解説】岡本恵

ツアー参戦経験もあるJLPGAティーチングプロの岡本恵氏
ツアー参戦経験もあるJLPGAティーチングプロの岡本恵氏

JLPGAティーチングプロ。ステップ・アップ・ツアー、アジアンツアーに参戦後、2009年よりティーチングプロとしてゴルフ練習場にて一般ゴルファーを指導。約15年の間に指導したアマチュアゴルファーは1000人以上。マナーやエチケットを守りつつも、楽しくゴルフしていただくのがモットー。現在は名古屋市の竜泉寺ゴルフ場にて指導を行なっている。

【写真】これがストローク中のフェース向き簡単チェック法です

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ティーをセロハンテープでフェースの面のところに貼り、ストローク中にティーの向きをチェック。
フェースやシャフトからライトが出てフェース面がどちらを向いているかが分かる練習器具
フェースやシャフトからライトが出てフェース面がどちらを向いているかが分かる練習器具
ツアー参戦経験もあるJLPGAティーチングプロの岡本恵氏

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