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- パー5のセカンドは5番や7番ウッドこそが最強!? スプーンで飛ばすでもアイアンで刻むでもない考えが必要なワケ
パー5のセカンドショットで「できるだけグリーンに近づけよう」と番手の大きいクラブを持った挙句、ミスをして大叩きをしてしまったという経験があるゴルファーも少なくありません。このような場面ではどんな考え方がベストなのでしょうか。
ナイスショットの出る確率が高いクラブを選択すべき
パー5のホールではティーショットとセカンドショットでできるだけ飛距離を稼いで、残り距離が100ヤード以内になればパーオンの確率が高まるはずです。そして、多くのゴルファーはセカンドショットで3番ウッド(スプーン)を手にするかもしれません。
しかし、現役のシニアツアープロでゴルフスクールを経営している梶川武志氏は、そのような選択に対して「クラブの特性を十分理解してから何を選ぶのか考えてほしい」と言い、次のように話します。
「まず、3番ウッドはロフト角が15度ほどなので、クラブの中では最も難しいクラブであることを理解しなければなりません。ドライバーのほうがよりロフトは立っていますが、ティーアップをして打つのでそこまで難しくなく、実質的には3番ウッドのほうが難易度は高いでしょう」
「まれに、セカンドショットで『直ドラ』を選択して飛距離を出すプロもいますが、ドライバーのロフトは最も立っていてミスショットが出やすいので使う人はかなり限定的です」
このようなことから梶川氏は、よりナイスショットの出る確率が高いクラブを選ぶべきと話します。
「アマチュアの場合、平均スコアが90台以下の人ならスプーンでも構いませんが、100切りを目指しているような人やビギナーは5番ウッドや7番ウッドを使ったほうがナイスショットの確率は高まるでしょう」
「スプーンと5番ウッドの飛距離の差はせいぜい10~15ヤードですし、5番ウッドのほうがナイスショットも出やすいので、難しい3番ウッドを無理に使う必要はないといえます」
しかし、アマチュアはティーショットがいつもフェアウェイに落ちるとは限らず、ラフや斜面に行ってしまうケースが多いのが現実です。このような場合でのセカンドショットは、どのクラブを選択するのがいいのでしょうか。
「ラフから打つ場合は、5番や7番ウッドのほうが適しているでしょう。3番ウッドを使うと打ち出し角が低いので芝の抵抗も大きくなり、チョロになる可能性が高くなります」
「さらに、ラフだからといってアイアンを使う人も多くいますが、クラブヘッドが芝の抵抗に負けて飛距離をロスしてしまうことも。ウッドはアイアンに比べてヘッド自体が大きいので芝の抵抗にも負けにくいですし、そもそも斜面から打つ場合は飛距離を諦めてでも自分が得意なクラブを使って、確実に前へ飛ばすことを考えるのも一つの選択です」
3番ウッドをセッティングから抜く考えもアリ
また、梶川氏はセカンドを打つ際に必要な考え方について以下のように話します。
「オーソドックスなパー5でハザードも少ないホールの場合は、2打目を飛距離中心で考えてもいいのですが、そうでないのであれば方向性を考えることも非常に大切です」
「3打目が打ちやすいところはどの辺りなのかを考えて、飛距離よりも方向性を重視したショットのほうがスコアは当然まとまりやすくなります。そう考えると、2打目では3番ウッドではなく、5番や7番ウッド、またはユーティリティーを使うほうがミスも少なく済むはずです」
このように、パー5の2打目は「飛距離より確実に前に飛ばす」ことに重きを置いたほうが無難であると言えそうです。また、梶川氏のスクールではキャディーバッグの中に3番ウッドは入れず、5番と7番ウッドをセッティングするようにアドバイスをしているそうです。
難易度も高く使うシチュエーションも限られている3番ウッドを入れるよりも、使用頻度のより高い5番や7番ウッドを入れて、より安全なマネジメントを考えてみてはいかがでしょうか。
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