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- ロッカーに入っている“スリッパ”を使う人が減っている!? 昔から変わらないゴルフ場の備品は変えるべき? そのままでいい?
ゴルフ場には来場ゴルファーは少しでも心地よく施設を使ってもらうための「備品」が至るところに備わっています。しかし、時代とともに少しずつゴルファーのニーズも変化しているのも現実です。
シューズ除湿用の新聞紙はもはや誰も使っていない
最近ゴルフ場に行くたびに残念な気持ちになることがあります。それはロッカールームの入口にゴルフシューズを除湿するための新聞紙が積まれていることです。
筆者が見渡す限り、ラウンド後にゴルフシューズの中に新聞紙を丸めて詰め込んでいるゴルファーをほとんど見かけなくなりました。筆者もその一人です。

新聞紙では完全に除湿できず、家に帰ってからドライヤーで乾かさなければならないルーティンに嫌気が差し、シューズ乾燥機を購入しました。ラウンド後に持ち帰る際は100円ショップで購入した靴用の除湿・消臭剤(繰り返し何度も使えるタイプ)をシューズの中に入れています。
ロッカーの中に入っているスリッパも使わない人が増えている印象があります。風呂場に行くと来場時に履いてきた靴やゴルフシューズがたくさん並んでいる光景を見かけることが多くなりました。
あるゴルファーと話をしていたところ、なんでゴルフ場のロッカーにスリッパが入っているのか分かっていませんでした。ゴルフ場関係者に聞いた話によると、ロッカーにスリッパが入っているのは靴の履き間違えを防ぐためです。昔はゴルフ場に来場する際、ジャケット着用などキッチリしたドレスコードを義務づけていました。ジャケットを着用するのであれば革靴を履くのが当時のスタンダードでした。
ところが男性用の革靴のカラーバリエーションは黒か茶色くらいしかなく、デザインも似通っていました。足のサイズが同じであれば、他人の靴を間違えて履いても気づかないことがありました。間違えて履いたほうは気づかないので違和感がないでしょうが、自分の革靴を間違えて履かれたほうはたまったものではありません。そういったトラブルを防ぐため「風呂場にはスリッパで行きましょう」ということになりました。
でも今は、ゴルフ場に行くのに革靴を履くのは必須ではありませんし、普段履きのシューズもゴルフシューズもバリエーション豊かになりました。靴の履き間違えが起こるリスクはほとんどありませんし、誰が履いたか分からないスリッパを使うよりも自分の靴で風呂場に行きたい人が主流になっているのでしょう。
除湿用の新聞紙にしても、ロッカーのスリッパにしても、運用が開始されたのはおそらく1960~70年代ぐらいで50年以上前です。今の時代は顧客満足度がもっと高くなる方法があると思うのですが、昔のやり方に何の疑問も抱かず、ゴルファーの利便性を向上させようという気持ちが感じられないことにガッカリします。
トイレのフェイスタオルも用途が周知できていない
トイレの洗面台のタオルも何のために置いてあるか知られていません。今はタオルのほかにペーパータオルを設置している施設もありますから、「手を拭くだけだったらペーパータオルだけでいいんじゃないか」という声もあります。
実際にコストを抑えるためタオルを廃止し、ペーパータオルのみに切り替えたゴルフ場もあります。でも、一部のゴルファーから「なんでフェイスタオルを廃止したんだ」とお叱りを受けるそうです。トイレの洗面台のタオルはフェイスタオルなのです。
ゴルフ場はプレー中のドレスコードでタオルを首に巻くことを禁止していたため、「タオルを持ち歩けないなら顔を洗ったときに拭くタオルはゴルフ場が用意してくれ」という流れでフェイスタオルが導入されたようです。そして顔を洗った後は飛び散った水しぶきをキレイに拭き、次の人が快適に使えるようにするのがマナーであると教わりました。
しかし今はフェイスタオルであることが認識されていないので、「ボールを拭いたり、シューズを拭いたりする人がいるんですよ。そんなことしたらフェイスタオルとしてはもう使えなくなってしまうので困るんですよね」とゴルフ場関係者を悩ませています。
一方で、「これはフェイスタオルなので顔を拭く以外の目的で使用しないでください」という注意書きを見たことはありません。フェイスタオルであることを知らないから他のことに使うのではないかという気もします。
昨今は外国人観光客も増えていますから、ゴルフ場の備品を日本人が考えつかないような使い方をする外国人が出てくるかもしれません。東京の主要駅のトイレは座り方や座る向き、トイレットペーパーの流し方やトイレの流し方まで図解入りで説明しています。
ゴルフ場も備品や施設の使い方をもう少し丁寧に説明したほうがいいのではないかと感じることがあります。
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