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- 「先行投資」として悪くないかも!? 礼儀作法や自立心の芽生えなど… “ゴルフを子どもにやらせるメリット”には一体何がある?
子ども時代にゴルフで培った1打に対する集中力やミスから立て直していくメンタル、嘘やごまかしのない正々堂々とした立ち振る舞いなどは、社会に出てからも活かされるはずです。
責任感や周囲を気遣う心など、将来への財産が得られる
幼少期に何らかのスポーツに慣れ親しむことは、心身の健やかな発達はもちろん、人生全般においてもポジティブな影響があります。
その中でも、同年代だけでなく幅広い世代と一緒にプレーするゴルフは、礼儀作法や社会性が自然と身に付いていき、さまざまな“金言”に触れる機会も増えるはずです。

ジュニア時代からゴルフに親しんできたレッスンプロの小松拓夢氏は、以下のように話します。
「自分自身の経験からいっても、子どもにゴルフをやらせるメリットは多くあると思います」
「ゴルフは審判がいないスポーツなので、自らルールやマナーを厳守して、プレーの進行やスコアを管理することも求められます。これによって、責任感や自立心、周囲への気遣いが自然と育まれていきます」
「また、1打に対する集中力やミスから立て直していくメンタル、嘘やごまかしのない正々堂々とした立ち振る舞いなどは、社会に出てからも必ず活かされるはずです」
「そして、自分よりも目上の方と接する機会が多いため、ゴルフに限らず、人生や将来への財産を得られることも少なくありません」
「私自身の話でいえば、高校1年生の時におそらく当時30代前半だった方から聞いた話が印象深く、今でも教訓としています」
「それは、『自分は早くに親を亡くしたから、満足に親孝行できなかったんだよね。だから、日頃から親への感謝を忘れず、できるときに小さな親孝行を積み重ねていくことが大切だよ』という言葉でした」
人間性や将来的な“生きる力”も高められるはず
幼少期や学生時代に打ち込んできたスポーツは、文字どおり身体に染み込んでいるため、年を重ねても楽しむことができます。とはいえ、激しいアクションを伴うスポーツは体力的に厳しくなったり、怪我のリスクが高まったりします。また、野球やサッカーといったチームスポーツの場合は、人数をそろえるだけでも一苦労する場面が出てきます。
その一方、生涯スポーツと言われるゴルフは、75歳以上の後期高齢者の方も元気に楽しんでいて、“エージシュート”という新たな目標もエネルギーになっているようです。また、仲間たちとのラウンドだけでなく、「1人予約」を活用すれば、新たなつながりも生まれるかもしれません。
その他、若い時期からゴルフに打ちこんだ経験や習得したスキルは、就職活動や社会人になった時にも、武器のひとつになるはずです。小松プロは以下のように話します。
「ツアープロ、しかも“稼げるプロ”になるのは険しい道のりですが、ゴルフとかかわれる仕事は幅広く、正直なところゴルフができることで優遇される場面も少なくありません。また、SNSなどを活用したセルフプロデュース力があれば、可能性は無限大に広がるでしょう」
「一方、ゴルフとは直接関係のない業種や職種であっても、ゴルフができるだけで先輩や上司から目をかけてもらえることもあるはずです」
「他のスポーツに比べ、ゴルフはコストがかかることも事実ですが、人間性や将来的な“生きる力(稼ぐ力)”を高める意味でも、子どもにゴルフをやらせるメリットは十分にあると思います」
「もちろん、子どもと一緒にラウンドを楽しめることは、ゴルフ好きな方にとっての大きな喜びになるでしょう」
好奇心旺盛ならびに“散漫”な傾向がある筆者は、少年野球、スキー、バレーボール、スノーボード、サーフィンなど、さまざまなスポーツに親しむことで、自分の“身体と対話”する感覚が磨かれてきたように思えます。子どもに様々なスポーツを体験させたいという方は、そのひとつにぜひゴルフを加えてみてはいかがでしょう。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.1」。
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