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- 海外で「ナイスオン」や「OK」は通じない!? 和製英語だらけのゴルフ用語で日本人が知っておくべき“ホンモノ英語”とは?
何気なく使っているゴルフ用語には、英語圏ではまったく伝わらない“和製英語”が紛れ込んでいます。よりグローバルな視点でゴルフを楽しむなら、普段から英語圏の表現に慣れ親しんでおくのも悪くないかもしれません。
普段使っているゴルフ用語は“和製英語”だらけ!?
2025年の米女子LPGAツアーでは、メジャーを制した山下美夢有や西郷真央をはじめ、多くの日本人選手による“なでしこ旋風”が巻き起こりました。さらに来シーズンは、過酷な下部ツアーからLPGAツアーへの昇格を果たした原英莉花も加わり、さらなる活躍が期待されています。
海外ツアーでは、コースセッティングや芝の違いなどにアジャストしつつ、言葉の壁も乗り越えていく必要があります。その一方、日本のゴルファーが何気なく使っているゴルフ用語には、英語圏ではまったく伝わらない“和製英語”が紛れ込んでいることも、よく知られています。
ラウンド中には「ナイス○○」というワードが頻繁に飛び交いますが、「ナイスオン」「ナイスイン」「ナイスバーディ」などはすべて和製英語。英語ではナイスではなく「グッド!」が一般的に使われ、その応用として「グレート!」や「エクセレント!」なども用いられます。

また、ショートホール/ミドルホール/ロングホールも和製英語で、英語では素直にパー3/パー4/パー5。アゲインスト/フォローも、ヘッドウインド(headwind)/テールウインド(tailwind)が正確な表現となります。
一方、もともとは「エース」と表現される「ホールインワン」は、近年ではマスターズの公式YouTubeに表記されるなど、“メジャー”な扱いへと変わっているようです。ちなみにグリーン上における「OK」は「ギミー(gimme)?」と促し、OKであれば「グッド!」と返します。
スコアアップの鍵となる「GIR」と「アップ&ダウン」
と、ここまではご存じの方も多いと思いますが、筆者はGarminのゴルフアプリのアップデートで突然現れた、「GIR」と「アップ&ダウン(UP&Down)」という表記に少々とまどいました。

「GIR」とは、「Greens In Regulation」の略で、いわゆる「パーオン率」のこと。筆者の直近のラウンドではGIRが「12/18」で、これは18ホール中12ホールでパーオンしたことを表しています。
一方の「アップ&ダウン」は、パーオンできずにアプローチでグリーンオン(アップ)して、その次のパットでカップイン(ダウン)させることで、いわゆる「寄せワン」を表しています。同じく直近のラウンドではアップ&ダウンが「1/6」だったので、寄せワン率は約16.7%と、いまいち寄せワンを拾い切れていないことが分かります。
そして、このふたつの指標を追求していくことが、スコアアップ&ベストスコア更新につながっていきます。
ちなみに“砂イチ”は「サンドセーブ」と言い、その他のユニークな表現としては、「バルーンショット(Balloon shot=天ぷら)」や「フライドエッグライ(Fried egg lie=バンカーにおける目玉)」などが挙げられます。
普段から英語圏の表現に慣れ親しんでおけば、海外リゾートでのラウンドや、海外から訪れたゲストとの同伴ラウンドをよりスマートに楽しめるかもしれません。それでは皆さん、「Have a good game!」。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.1」。
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