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- 「スパイク」or「スニーカー」 練習場で履くべきシューズ論争… ティーチングプロが示した“意外な答え”とは?
大手質問サイトに投稿された「みなさん練習場ではどのようなシューズを履いていますか?」という問いかけ。この件に対し、一般ゴルファーからはさまざまな声が寄せられました。
「スパイクレス」を選ぶゴルファーが多数派
「みなさん練習場ではどのようなシューズを履いていますか?」
このような問いかけが大手質問サイトに投稿され、一般ゴルファーからさまざまな回答が寄せられています。
本コースでは基本的にゴルフ専用のスパイクでプレーすることが推奨されていますが、練習場では特に指定がないため、ゴルファーの好みによって選択できます。実際、どのようなシューズを履いて練習している人が多いのでしょうか。
以下に寄せられたコメントを紹介します。

「スパイクレスのシューズを履いています。以前、某メーカーのランニングシューズで練習してソールをダメにした経験があるので、今は練習用をトランクに常備しています」
「コースを回るときと同じゴルフシューズ、同じウエアで練習します。普段着やスニーカーだとコースで感覚がずれてしまうんです」
「ラウンドでもスパイクレスを履くので、新しいシューズを買ったら古いものを練習用に回しています。以前スニーカーで練習したとき、ソールがゆがんで最悪でした」
「練習場ではスパイクレス、コースではソフトスパイク。これが普通だと思ってます」
このように意見は分かれたものの、スパイク(鋲)が付いた「ソフトスパイク」よりも、スニーカーに近い形状の「スパイクレス」を選ぶゴルファーが多数派のようです。
スパイクレスであれば車の運転時に履き替える必要がなく、練習帰りにそのままコンビニやスーパーにも立ち寄れる利便性があります。一方、「練習と本番でシューズを変えるのは良くない」との声もあり、スタイルの違いがはっきり分かれています。
レッスンプロは練習が億劫になりにくい「スニーカー」をおすすめ
では、アマチュアゴルファーはどのようなシューズを選ぶべきなのでしょうか。ステップゴルフ認定コーチで、PGAティーチングプロの資格を持つ野口剛氏は次のように話します。
「ヒールやサンダルなどを除けば、ある程度グリップ力のあるシューズなら何でもいいと思います。個人的にはソフトスパイクよりも、普段履き慣れたスニーカーのほうが気軽に練習に行けるのでおすすめです。キャディーバッグやグローブ、スパイクと用意する物が多くなると、練習に行くのが億劫になる人も多いですから」
さらに野口氏は、以下のように続けます。
「ナイスショットを打ちたい、飛距離を伸ばしたいという目的ならスパイクもいいですが、アマチュアの多くは完璧なショットを追うよりも、スイングに慣れることのほうが重要です。継続的に練習できる環境をつくることが上達の近道ですね」
ラウンドに近い環境を再現するために、スパイクを履くという考え方も間違いではありません。ただし、まだスイングが安定していないビギナーの場合は、スパイクによるグリップ力がかえって“動きを制限する”ことも。慣れないうちは足元が疲れやすくなるなどのデメリットもあるため、まずは履き慣れたスニーカーや運動靴から始め、ある程度フォームが固まってからスパイクに移行するのが理想的です。
つまり、練習場で履くシューズ選びには“正解”があるわけではありません。プレーの目的、通いやすさ、そして続けやすさ。どの要素を優先するかによって、最適な答えは変わります。
まずは「自分が無理なく練習を続けられるシューズ」を選ぶこと。それこそが、アマチュアゴルファーにとって最も合理的な選択といえそうです。
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