腕時計がスイングに影響するかは人それぞれ
石川遼プロや青木瀬令奈プロ、海外ではフィル・ミケルソンプロなど、プロゴルファーの中にも、腕時計をしながらラウンドしている人がいます。ゴルフでは競技相手との肉体的接触などがないため、腕時計をつけること自体は、ルール上、問題ありません。

しかし、腕時計をつけることで、少なからず腕に重さを感じますし、スイングに影響が出るのかどうか気になる人もいるでしょう。
多くのアマチュアゴルファーを指導する三浦辰施プロに、腕時計の影響について聞いてみました。
「私は普段から腕時計をしないタイプですので、腕時計をしてゴルフをするのは違和感があります。一方で、私の母親は普段から腕時計をしているので、プレー中も腕時計がないと振りづらくなると話しています。このように腕時計をすることに慣れているかどうかがで、分かれる話になると思います」
つまり、腕時計の有無でスイングやスコアに影響が出るかどうかは、個人の相性次第というのが実情のようです。日常的に腕時計をつけているかいないかを基準に、ゴルフで腕時計をするか決めてみても良いかもしれません。
機械式の腕時計の場合は注意が必要

腕時計をつけることはルール上は問題ありませんが、壊れやすい機械式の時計はつけない方が無難です。
一般的に機械式の時計は、スポーツ用に開発されたものではありません。ゴルフのスイングで、強い衝撃、負荷が時計にかかってしまうと破損する危険があります。針が止まっていなかったとしても、時を刻む精度が落ちている可能性もあるので注意が必要です。
一方、近年ではGPSによる距離計測機能を備えた腕時計も販売されています。
これはGPSによって現在位置を把握し、あらかじめ登録されたゴルフコースのグリーンやハザードなど、目的地点までの距離を示してくれるものになります。キャディのいないセルフプレーなどで重宝し、的確なコースマネジメントがしやすくなります。
また、スマホアプリと連動して、スコアやショットの記録を残せる腕時計もあり、客観的にプレーを分析することができます。こういった腕時計は衝撃に強く、デザイン性も高いため、ゴルフの際におすすめです。