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- ゴルフに衰えは無縁? 年を取ってもスコアが落ちない“たった一つ”の意識
年齢を重ねてもゴルフがうまい人がいる一方、スイングが思い通りにいかず、飛距離が出にくくなり、ボールも曲がりやすくなってしまうなど、スコアがどんどん落ちてしまう人もいます。その違いは、一体どこにあるのでしょうか?
生涯スポーツのゴルフ
ゴルフは「老若男女が生涯楽しめるスポーツ」という話を聞いたことがある人は、少なくないかもしれません。一昔前は、ゴルフを楽しむにはお金がかかるという風潮もありましたが、現在では、一定の性能が備わっている格安なクラブが登場したり、ゴルフをカジュアル化しようという流れもあるため、幅広い年齢層の人がゴルフを楽しんでいます。
ゴルフは、広大な自然の中で楽しみながら適度な運動ができるので、日頃からランニングなど運動をすることが面倒な人にとっては、健康的なものであると言えます。しかし、人間は年と共に衰えていきます。いくら生涯スポーツのゴルフといえども、20~30代のようなプレーをいつまでも維持することは、難しいかもしれません。
では、実際にゴルフでは、どのような部分から衰えていきやすいのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は、以下のように話します。
「体の関節は年齢と共に硬くなり可動範囲が狭くなっていくので、体の動きに頼ったスイングをしていた人は『ボールが飛ばない』『曲がる』といったことが多くなります。しかし、プロの場合は、体の動きではなく『クラブの動き』を意識してスイングをしています」
だから、プロの場合は年齢を重ねても体の変化にうまく適応したスイングができるのだと言います。
「例えば、石川遼選手が10代の頃と30代になった現在では、スイングが変わっています。これは、体の変化に合わせて最もクラブを扱いやすいスイングの形を見つけているからであって、つまり、体の動きを主体としている人は、年齢と共にパフォーマンスが落ちやすいですが、クラブの動きを主体としている人は、年齢を重ねてもゴルフが上達していきます」
年齢と共にゴルフのパフォーマンスが落ちていくことは、自然なことだと考えてしまいがちですが、このように、クラブの動きを意識してスイングをしている人は、年齢を重ねても、体の変化に応じた最適なスイングができるのです。
では、クラブの動きを意識したスイングを習得するには、具体的にどのようなイメージを持って練習すれば良いのでしょうか。前出の三浦氏は、以下のように話します。
「クラブの扱い方がうまい人は『球を打つ』という感覚の中でスイングをしています。逆に『クラブを振る』という感覚の中でスイングをしている人は、クラブをやみくもに振ってしまい、距離感が身につきにくく感覚が研ぎ澄まされていきません」
あくまで「クラブを振る」ことは「ボールを打つ」ための手段であって、それが目的になってしまうと、ボールをうまく打つことから逆算した体の動きになっていかないということでしょう。
「例えば、ペットボトルをゴミ箱にトスして入れるときに、普通にトスをしていけば、徐々に感覚はつかめていきますが、力まかせに投げたり、手首のスナップを利かせてみたりしていては、距離感はまったくつかめないでしょう」
ゴルフにおいても、距離感をつかむことが大事であると三浦氏は話します。
「同様に『クラブを振る』という感覚でスイングをしている人は、力まかせに振ったり、手首を返してみたりするので、距離感をつかむことが難しいのです。ゴルフは、ターゲットにボールを運んでいくスポーツなので、距離感を合わせていくことを意識すれば、おのずと『球を打つ』ことを起点とした、理にかなったスイングになるはずでしょう」
常に「クラブの動き」や「球を打つ」という感覚を大切にしている人は、ゴルフが上達しやすいことはもちろん、年齢を重ねてもパフォーマンスを維持しやすいと言えるのです。
自分のスタイルを確立すべし
また、三浦氏は「年齢を重ねてもうまくいく人は、自分のスタイルを確立できた人」と話します。ただ、やみくもにラウンドするのではなく、自分の得意、不得意や飛距離などを考慮した上で、自分のスタイルを見つけていくのも良いかもしれません。
さすがに、ラウンドをするだけで体力的に限界を迎えてしまうほど衰えてしまっていては難しいかもしれませんが、「飛距離が落ちた」「ボールが曲がるようになった」など、すべての理由が一概に「年をとったから」とは言えないでしょう。
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