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- 「え、めっちゃダサくない…」 短パン+ハイソックスは時代錯誤? ドレスコードは改善すべき?
ゴルフ場には、さまざまなドレスコードが存在しますが、短パンを着用する際にも「独特なマナー」が存在します。いったいどのようなものなのでしょうか?
「ハイソックス」の着用を義務付けているゴルフ場も
本格的な梅雨シーズンに突入しましたが、関東甲信は7月以降、晴れる日が多くなり、梅雨明けも平年より早いとの予想がされています。今年も厳しい暑さの日が多くなるので、熱中症対策としてこまめな水分補給などが求められます。
夏場のゴルフ場では、炎天下の中を一日中プレーすることになるので、熱中症対策はもちろん、服装に関してもなるべく涼しい格好でプレーしたいものです。
しかし、ゴルフ場には「ドレスコード」と呼ばれるものが存在します。原則的には、襟付きのシャツを着用して裾を中に入れ、ボトムスはスラックスやチノパン、クラブハウスに入る際は革靴、コースを回るときには帽子を着用します。
そのため、一般的なゴルフ場では、Tシャツなどの軽装でコースを回ることはできません。最近では、ドレスコードを緩めるゴルフ場も増えてきていますが、ロングパンツではなく、短パンでコースを回ることはマナー違反にあたるのでしょうか?
ゴルフ場の経営コンサルティングをおこなう飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。
「短パンでコースを回ることはマナー違反になりません。ただし、短パン着用時には必ず『ハイソックス』の着用を義務付けているゴルフ場が一定数あります。実は、これは日本独特の文化で、正確にいつから定められたかは文献にありませんが、戦後くらいからそのような格好が定番になりました」
「また、フェローシップ委員会というエチケットやマナーを論議する委員会では『くるぶし問題』というものも、たびたび議題にあがります。スニーカーソックスはNGだけど、ちょっと長めのくるぶしが隠れるぐらいのものならOKだったり、一方で、厳格にソックスの種類を指定しているゴルフ場もあります。細かいドレスコードの違いは、ゴルフ場によって異なるので、事前に確認しておくようにしましょう」
このように、短パンでコースを回ることは、原則として認められてはいるものの「ハイソックス」を着用しなければいけない、という条件付きのゴルフ場が存在するようです。加えて「くるぶし問題」や「ゴルフ場によって異なるソックスの指定」は、若年ゴルファーが増加傾向にある昨今では、いささか時代錯誤と言わざるを得ないかもしれません。
このようなゴルフ場の取り組みは、関東7クラブなどの「名門コース」を基準にするゴルフ場が多いためだと、飯島氏は話します。
「いわゆる名門コースがこうしているから、自分のゴルフ場にも取り入れようと考えるところが多いです。そうすることで、ゴルフ場としての格が上がると考える文化がまん延していて、そのような慣例の一つが日本の『ハイソックス問題』です」
「ただ、今年のジャパンゴルフフェアのファッションショーを見ても、短パンにハイソックスの人はいません。もっとカジュアル路線のゴルフウエアが増えてきているので、現行のドレスコードも改善していかなければ、今後ゴルファーの裾野は、広がっていかないのではないでしょうか」
「ハイソックス」を履きたがる若者ゴルファーはいない?
日本の夏は、以前に比べて暑くなっていることは明白であり、涼しくプレーするために短パンを着用しているのに、暑くるしいハイソックスを履くのは、少し疑問を感じる点です。
また、昨今のファッションの流れを鑑みても、率先して「ハイソックス」を履きたがる若者ゴルファーはいないでしょう。中には、そんなドレスコードを撤廃して、Tシャツや短パン、ソックスの指定なしでコースを回ることができるゴルフ場も存在します。
「郷に入っては郷に従え」で、ゴルフ場を選ぶ際には、「ドレスコードの厳しさ」にも目を向ける必要がありそうです。
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