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- 初心者だけのラウンドは2人よりも「3人」がベスト!? その理由に納得
ビギナーだけでラウンドをする場合、何人で回るのがベストなのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏に話を聞きました。
プレー以外の場面でサポートできる人が必要
昨今「若者ゴルファー」や「女性ゴルファー」が増加傾向にあると言われています。コロナ禍でも、3密を避けやすいことや著名人やプロゴルファーがYouTubeに投稿しているゴルフ動画などが、若者人気に一役買っているのかもしれません。
ゴルフを始めたばかりのビギナーは、まず「コースデビュー」を目標に、練習場である程度、ボールを真っすぐ打てるように練習する人がほとんどでしょう。仕事の隙間時間を活用しながら練習すると仮定すると、2~3カ月ぐらいは必要になるかもしれません。
また、コースデビュー時にはベテランゴルファーやレッスンプロと一緒に回ると良いと言われています。
ゴルフ場には「ドレスコード」や「マナー」が存在しますし、覚えなければならない「ルール」も多くあるので、先輩ゴルファーにエスコートしてもらえれば安心してラウンドすることができるからです。
しかし「知り合いにゴルフ経験者がいない」「レッスンプロをつけるお金の余裕もない」などさまざまな理由から、ビギナーだけで回らざるを得ないケースも存在します。
ビギナーだけでコースを回る場合は、基本的に少ない人数のほうがプレー時間が短縮されるため、スロープレーに陥りにくい気がしますが、実際はどうなのでしょうか?
レッスンプロの三浦辰施氏は、以下のように話します。
「全員ビギナーの場合は、実は2人よりも『3人』のほうがオススメです。たしかに、2人のほうがプレー時間は短縮できるような気もしますが、サポートする人がいなくなってしまいます」
「例えば、ティーショットでボールを曲げて林の中に落下した場合、ボールを探すことになりますが、3人いれば、2人でボールを探して1人はプレー進行をすることが可能です。当然ながら、2人でボールを探したほうが見つかる確率は上がりますし、時間も短縮できるので、結果的に進行スピードは上がるでしょう」
三浦氏は、3人で役割を分担することが大切と言います。
「もちろん、上級者の場合は2人でラウンドしたほうが進行は早いですが、ビギナーの場合は『カートを動かす』『ボールを探す』『クラブを準備する』など、プレー以外の動作に慣れていないので、3人で役割をうまく分担して進めたほうが負担は少なくなります」
「それならば、さらに多い4人のほうが良いのではと考える人もいるかもしれませんが、さすがに4人でバタついてしまうと、プレー進行に支障が出てくるので、やはり3人がベストだと思います」
ラウンド経験が浅いビギナーは、必要なクラブをカートに忘れてしまったり、OBを連発して手元のボールがなくなってカートまで取りに行ったりと、ハプニングが起こりやすいです。
そのような、プレー以外の部分を補うという意味でも、サポートできる人を増やしておくのは効果的と言えるでしょう。
リモコン式のカートが採用されているゴルフ場を
さらに、セルフプレーで自走式カートの場合は、2人だとより大変になるケースが多いと三浦氏は話します。
「2人のラウンドで一番大変だと感じるのは、セルフプレーでの自走式カートのときだと思います。1人がなかなか進まない人だと、もう1人がずっとカートを運転しないといけないからです。カートの運転と同伴者のサポート、両方をこなさなければいけないので、やはり3人いるときは楽だなと感じます」
ゴルフカートには、主に「自走式」と「リモコン式」が存在します。自走式は、その名の通り自ら運転するタイプで、速度を調節できたり、移動がスムーズ、後進ができるなどのメリットがありますが、その都度、カートに戻って動かさなければならないデメリットがあります。
一方、リモコン式はバックができない、速度が調節できないなどのデメリットはありますが、いちいちカートに戻る必要がなくリモコンで操作できるので、こちらのほうがビギナーにオススメでしょう。
このように、ビギナーだけでラウンドをする際は「なるべくリモコン式のカートが採用されているゴルフ場を選ぶ」「同伴者のサポートをする人とプレー進行する人をうまく分担していく」ことが大切と言えそうです。
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