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- そもそもゴルフはなぜこんなに難しいのか? 100を切れない理由を考えてみた
学生時代にスポーツマンとして鳴らした人でも、社会人になってゴルフを始めると、なかなか上達しない、という例は少なくありません。なぜ、ゴルフはこんなに難しいのでしょうか。
1.ボールが止まっている
ゴルフを始めてから10年もたつのに、いまだ100を切れない。そんな話をよく耳にしますが、数多あるスポーツの中で、なぜゴルフは上達しにくいのでしょうか?
一番の原因として考えられるのは「ボールが止まっていること」です。
例えば、野球のバッティングやテニスなど、向かってくる球に対しては、ある程度練習すれば当たるようになります。止まっているボールを打つほうが簡単だと思いがちですが、実は動いているボールを打ち返すほうが断然やさしい。理由は「反射」を使えるからです。何も考えることなく体が動くことで、回数を重ねるごとに感覚を体が覚えていく。だから慣れてくればある程度ボールを打ち返したり、思った方向に打ち分けたりできるわけです。
それがゴルフの場合はボールが止まっているものだから、変に打ちにいったり、当てようとしたりしてしまう。結果、それが悪い動きになっていることがほとんどなのです。
プロが練習用のバットを使ってトスバッティングをしたり、ボールを一列に並べて移動しながら連続打ちをしたりするのは、動きを止めることなく一連の流れで体を動かす感覚をつかむためです。
2.グリップの延長線上に打球面がない
また、野球とテニスに付随して言えば、道具の面でもうまくなりにくい大きな理由があります。
それは芯の位置です。バットやラケットはグリップの延長線上に芯があるため、手の動きがそのまま道具に伝わりやすい一方で、ゴルフのクラブはグリップの延長線に芯がありません。グリップやシャフトの延長線から外れたところにフェース面があるため、芯に当てるにはバットやラケットと比べて複雑な動きが必要になります。ヒール打ち(フェースのシャフトに近い箇所で球を打ってしまうこと)がなかなか直らない人が多いのはこのためでしょう。
プロの世界でも強い選手はフェースコントロールがうまいとよく言われますが、彼らはクラブの芯を感じる力に長けていると言えます。通常、体から遠くなる程感覚は消えやすくなりますが、ゴルフの場合はその末端のヘッドの感覚を最も研ぎ澄まさなければならないのです。
3.体の正面にターゲットがない
最後にもう一つ、うまくならない理由を付け加えると、ターゲットに対して体が正対していないことがあります。例えば、少しでも目標を確認しやすいように、ターゲットに対して体を半身にして構える。この時点ですでに正確にアドレスをすることが難しくなります。
プロがアドレスを常にチェックするのは、それだけアライメントを正確にとることが難しい証拠。ゴルフで起こるミスの大半はアドレスが原因だと言われます。
プロ野球選手の中でも投手のほうがゴルフがうまい傾向がありますが、それは止まった状態から自分のきっかけで始動しなければならない、セットポジションでのホームベースに対する体の向きなど、ゴルフとの共通点が多いのが理由と言われます。
ピッチャーのようにセットポジションからターゲットに対してボールを投げる。そんな練習が意外とゴルフ上達の近道になるかもしれません。
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