円安だけでなくウクライナ侵攻で部材が軒並み値上がり
円安が急速に進んでいます。2022年年初の為替相場は1ドル114円前後でした。ところが、10月18日には一時149円をつけ、32年ぶりの円安水準となっています。

25%以上「円」が安くなっており、ゴルフ用品は輸入品が多いですから、この影響をもろに受けています。100円で輸入できていたものが、125円以上かかる状況。円安だけでなく、ロシアのウクライナ侵攻の影響でエネルギー価格が上昇し、石油由来の原材料、輸送費の高騰など、ゴルフ用品部材そのものの価格が上昇しています。
「Golf Pride」ブランドで有名なゴルフグリップNo.1米国メーカーの日本法人、日本フェィウィック株式会社ゴルフ営業部の里見孝人部長に、グリップの状況について次のように話します。
「グリップは輸入品なので、円安の影響を受けています。実際に、一部商品は値上げさせていただいています。ただ、取引先との関係もあるので、すべての商品について価格を転嫁できていません。これだけ円安に振れると、厳しい状況になっています」
実際、店頭でもグリップ価格は5~10%上がっています。