「相乗り駐車」問題は減少傾向? SA内に徒歩入場して待ち合わせもNGなワケ

かつてゴルファーがサービスエリアに集合して1台に乗り合わせ、他の車を放置してゴルフ場に向かう「相乗り駐車」が問題になったことがありました。NEXCO東日本に現状を聞くと、それよりも注意すべき法令違反が浮かび上がってきました。

ウォークインゲートはあくまで商業施設を利用する人のためのもの

現在のガソリン価格は落ち着いているものの、再び上昇することになればゴルフ場への交通費は馬鹿になりません(写真はイメージです) 写真:AC
現在のガソリン価格は落ち着いているものの、再び上昇することになればゴルフ場への交通費は馬鹿になりません(写真はイメージです) 写真:AC

 ところで最近、一部のSAでは、高速道路を走行しなくてもSAの施設を利用することができるようになりました。一般道との出入口であるウォークインゲートが設置されているSAがあるからです。

 ウォークインゲートは高速道路ではないからと気軽に入り、SA内で高速道路を走って来た仲間と待ち合わせをしようと画策する人もいるのではないでしょうか。

「ウォークインゲートは、高速道路の外部からSA、PAの商業施設を利用されるお客様のために設置しています。高速道路上の車と乗り合わせる行為はご遠慮ください」

 気軽に考えているかもしれませんが、この行為はみだりに自動車専用道路や高速道路に立ち入ることを禁じた道路法48条の11や高速道路自動車国道法17条に抵触するおそれがあります。

 では、徒歩で高速道路上にある高速バスのバス停に入って待ち合わせることはできるのでしょうか。

「高速道路は原則として駐停車禁止です。例外として、バスなどの乗合自動車が乗客を乗降させるために停留所に停車することは認められていますが、一般のお客様が停留所を待ち合わせや乗合に利用したり駐停車する行為は認められていません」

 高速道路に立ち入ることや駐停車することが禁じられているのは、危険だからです。絶対にしてはいけません。

「ゴルフやスポーツで高速道路を利用されるときは、朝眠かったり、帰りは疲労したりすることと思いますので、十分気をつけて運転をお願いします。疲労や眠気を感じたら近くのSAやPAで休憩を取ってください」

 SAはゴルファーのためだけにあるのではなく、高速道路を利用するドライバーや同乗者が休憩するための施設です。集合場所まで車で向かって相乗りをする場合は、高速道路に入る前の駐車場に車をとめて一般道や駅などで待ち合わせをしましょう。

【写真16点】荷室にキャディーバッグを積んでみた画像も 新型クラウンのディテール

画像ギャラリー

トヨタ新型「クラウン クロスオーバー」(日本仕様)
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クロスオーバーSUVスタイルへと生まれ変わった新型クラウン
カタログにはキャディバッグ3つの積み込み方も紹介されている
バブル期は車で3時間かかるゴルフ場でプレーすることも珍しくなかったため、「相乗り駐車」はよく見られた現象でした(写真はイメージです)
現在のガソリン価格は落ち着いているものの、再び上昇することになればゴルフ場への交通費は馬鹿になりません(写真はイメージです) 写真:AC
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