ゴルフの「スループレー」 安さと時短以外にも利点ある? 体力温存すれば「休憩あり」よりスコア向上も

海外では、18ホールを休憩なしで回る「スループレー」が一般的です。料金が安い、時短になるなどのメリットがある半面、体力の消耗が心配な人も多いかもしれません。スコアメイクの上でメリットはあるのでしょうか?

スループレーはリズムを崩しづらいが体力配分が重要

 日本でゴルフのラウンドといえば、午前中に9ホールをプレーしたあとに昼休憩も兼ねてレストランで食事をしてから、午後9ホールを回るというイメージを持っている人が大半です。

スコットランドの“聖地”セントアンドリュースは、1番からスタートしたら9番・10番は最も遠いところにあるため、そもそもハーフで戻ってこられない
スコットランドの“聖地”セントアンドリュースは、1番からスタートしたら9番・10番は最も遠いところにあるため、そもそもハーフで戻ってこられない

 しかし、海外では18ホールを昼休憩なしで回る「スループレー」が一般的であり、お腹が空いた人はホットドッグなどの軽食を食べながらゴルフを楽しみます。

 昼休憩をとらずに18ホールを回ることになるので、体力消耗が激しく疲れやすいように見えますが、スループレーにはどのようなメリットがあるのでしょうか? レッスンプロの山本昌夫氏は、以下のように話します。

「やはりリズム感が狂いにくくなるというのが一番のメリットだと思います。前半9ホールを終えて、40~60分ほど休憩して食事をすると、どうしても体のリズムが一度リセットされてしまいます。お昼休憩後スコアを落としてしまう人が多いのはこれが関係していて、一度リセットしたリズムを元に戻すのは難しいです」

「しかし、スループレーの場合は同じリズム感のまま18Hをプレーすることができるので、ショットは安定しやすくなります。スタートホールから調子が良ければ、勢いを維持したまま最終ホールまでいけることもあるでしょう」

 しかし、スループレー経験のないアマチュアゴルファーは、後半にスタミナ切れしてしまう場合もあると話します。

「当然ながら休憩がないわけですから、体力の消耗は激しくなります。そのため、18ホールを計画的に回る体力配分が重要になってきます。たとえば、すべてのホールでドライバーをマン振りしていたら、後半のどこかでどっと疲れが出てしまいます。そのためロングホールでは9割から10割の力でドライバーを打っても、ミドルホールは6割から7割ぐらいの力で打つようにするなどペース配分が重要です。リズム感とペース配分を維持しながら、ラウンドすることができればスコアは格段によくなるでしょう」

体力温存のためカートの種類と栄養補給に注意

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渋野日向子と吉田優利 写真:Getty Images
左から青木瀬令奈、勝みなみ、原英莉花 写真:Getty Images
スループレーが基本のツアープロはラウンド中の栄養補給も大切 写真:Getty Images
スコットランドの“聖地”セントアンドリュースは、1番からスタートしたら9番・10番は最も遠いところにあるため、そもそもハーフで戻ってこられない
昼休憩ありが当たり前の日本の中で、沖縄と北海道だけはスループレーが基本
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