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- ゴルファーの「腰痛」は腰以外の部分が原因!? マッサージや湿布よりも大切な“関節”の重要性
「ラウンド後は必ず腰が痛くなる…」「打ちっぱなしに行っても痛くて腰が回らない…」と腰の痛みに悩まされているゴルファーも少なくないでしょう。多くのアスリートの施術を行ってきた「コンディショニング整体~lead~」院長を務める筆者が、腰痛持ちゴルファーにオススメのストレッチを紹介します。
大切なのは「股関節」と「胸椎(背中)」
「腰が痛い!」と感じると、マッサージや湿布を貼ったりと直接的に腰のケアをしてしまいがち。しかし、ゴルファーの腰痛の原因は腰にあるとは限りません。腰の前後に位置する「動かす関節」と「固定する関節」が関係している場合があるのです。

人間の体には「ジョイント・バイ・ジョイント理論」と呼ばれる関節の役割分担が存在します。具体的に説明すると、まず、関節は役割によって2種類に分けられます。人間の動きを作り出すための「モビリティ関節」と、動きを安定させて体を固定する「スタビリティ関節」です。
モビリティ関節は可動域が広く、さまざまな方向に自在に動くことができる関節を指し、肩関節や股関節などぐるぐると大きく動かすような動作が当てはまる関節です。
スタビリティ関節は可動域が狭く、動かせる方向も限定されていることが多い関節を指します。肘関節や膝関節などのように前後に曲げ伸ばしはできても、横方向に曲げたりひねったりすることはできない関節です。
では、なぜゴルファーには腰痛を抱えている人が多いのでしょうか?
実は、腰は「スタビリティ関節」に含まれます。腰は体を折り曲げたり反るような動きはできますが、「回旋」と呼ばれる体をねじる動きには適していません。
しかし、ゴルフのスイングはこの回旋運動(体をねじる動き)がメインであるため、そもそも腰へのストレスがかかりやすくなってしまうという訳です。
腰へのストレスを軽減させるためには、体のどこの部分が動かせていれば良いのでしょうか。答えは腰の上下に位置する「股関節」と「胸椎(背中)」になります。
この2カ所は「モビリティ関節」に含まれ、体の動きを作り出すことに適している関節です。しかし、「腰痛」に悩まされるゴルファーのほとんどが、股関節と胸椎の動きが悪く、逆に安定した状態にあるべき腰を過度に動かしてしまっているため、腰にストレスがかかり、痛みにつながっているケースが多いのです。
つまり、「腰痛」を改善させるためには「動かす関節」である股関節と胸椎の可動性を高め、腰へのストレスを軽減させる必要があるということです。
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