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- 無料から100万円オーバーまで!? ゴルフ場の“年会費”は今後も値上がるのか?
ゴルフ会員権を購入してメンバーになると、入会した月からほとんどのゴルフ場で支払うことになる「年会費」。物価の上昇と同様、近年は値上げに踏み切るコースが増えてきました。今後も上昇傾向が続くのでしょうか? 専門家に聞いてみました。
メンバー重視の証? 年々上昇傾向にある「年会費」
ゴルフ会員権を購入してメンバーとなったその月から、ほとんどのゴルフ場で請求される「年会費」。
年会費のかかるゴルフ場のメンバーになると、初年度は年会費を12カ月で割った金額×コース入会月~該当月ぶんを入会時に支払うことになります。2年目以降はそのコースの年度末に請求書が届くので、年度初めに一括で支払うのが通例となっています(※ゴルフ場によって年度末、年度初めは異なります)。
では、プレーの有無に関わらず、メンバーになると大抵のゴルフ場で毎年請求されることになる年会費は、どのようなことに使われているのでしょうか。
会員制のゴルフクラブにとって、メンバーから徴収する年会費は貴重な収入源です。
メンバーから集められた年会費は、一般的にはコースや練習場の整備、クラブハウスを始めとした設備の改修などに充てられます。会員のプレー環境をよりよく整えるための資金として、長期的な計画に基づいて使用されるわけです。
クラブ運営の未来を左右することにもなり得るのが「年会費」ですが、実はゴルフ場によって、その金額はさまざま。“名門”と呼ばれるゴルフ場ほど、年会費も高額なのでしょうか?
「いやいや、そんなことはありませんよ。名門コースでも年会費を良心的な価格設定にしているゴルフ場もあります」と語るのは、四半世紀に渡りゴルフ会員権の売買を専門に行ってきた加賀屋ゴルフ代表の前田信吾さん。
「年会費を高く設定するか安く設定するかは、経営者側の考え方によるでしょうから、一概にどちらがよいとはいえないでしょう。でもここ数年はゴルフ場の維持管理コスト自体が高騰しているので、全体的に年会費も上昇傾向にあると思います」
「またメンバーシップコースとしては、メンバーを最優先してビジターの入場を制限することで、ゴルフ場の格式を維持したいという思いがあるのかもしれません。でもそうすると売り上げ自体は減ってしまう可能性があるので、『そのぶんはメンバーからの年会費でカバーせざるを得ない』と考えるゴルフ場があってもおかしくないと思います」
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