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- 無闇な「ナイスショット!」はウザがられる!? 目上に誘われたゴルフはどう対応するべき?
ゴルフを嗜む人は、会社の上司や取引先の人からゴルフに誘われる機会も少なくないです。では、誘われた際はどのようなことに気をつけるといいのでしょうか。
実力よりもマナーやルールを最優先で覚える
ゴルフは幼少期よりも、社会人になってから始める人のほうが圧倒的に多いスポーツです。上司や取引先とのコミュニケーションツールとしてゴルフが利用されることもめずらしくなく、社会人であれば「接待ゴルフ」や「会社のコンペ」に誘われることもあるでしょう。
せっかく誘ってもらったからには、常識やマナーをわきまえている気の利く人だと思われたいですが、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングをおこなう飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「社内や社外の目上の人からゴルフに誘われた際は、『誘っていただきありがとうございます。当日まで一生懸命練習してきますので、ご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いいたします』といった旨を伝えます。合わせて、自身の実力や平均スコアも伝えておくといいでしょう」
「またラウンド当日は上司より先にゴルフ場に到着しておくのがベターだと思います。最低でもスタートの1時間前までには到着しておくべきです。早朝の時間帯は渋滞に巻き込まれたり、初めて行くゴルフ場の場合は道に迷ったりとアクシデントに見舞われる可能性もあるので、余裕を持って自宅を出ます」
「上司の到着を見計らってクラブハウスまえで出迎えをするような風習も一昔前はありましたが、最近はあまり見られません。自身の会社の風土に合わせて対応するのがいいと思います」
ゴルフの実力よりも、ルールやマナーが分からない、守れない人は相手に迷惑をかけてしまったり、嫌悪感を抱かれたりする可能性があるので、事前にある程度の知識は頭に入れておく必要があります。
積極的な声掛けで相手と親睦を深める
なるべくスロープレーにならないように、打球地点まで走るなど急ごうとしていることをアピールすることも重要です。さらに飯島氏は、ゴルファー同士で声掛けをおこなうことにより一体感が生まれやすくなると話します。
「目上の人がいいショットを打った際は、『ナイスショット!』と伝えましょう。しかし機嫌をとるためのテキトーな声掛けは相手を不快にさせる可能性もあるので、しっかりとショットを見極めてから行います」
「パーやバーディーを取った際も同様に『ナイスパー!』『ナイスバーディー!』と声掛けを行います。相手の腕前にもよりますが、基本的にボギーやそれより悪いスコアには『ナイス』とはいわないので注意しましょう。状況によっては『ナイスボギー』という場合もありますが、見極めるにはある程度の経験が必要なので、いわないほうが無難です」
「もし目上の人がミスショットをしてしまった場合は、見て見ぬふりをするか『めずらしいですね』と声を掛けましょう。『ドンマイ!』など励ましの声掛けは、『なんで俺より下手なのに上から目線なんだ』と、不快に思われてしまう可能性があるので避けます」
「声掛けは慎重に行う必要がありますが、最適なコミュニケーションが取れると、ゴルファー同士の一体感は高まり距離感がグッと縮まります」
カートの移動中やレストランでの食事中は、普段はゆっくりと話せない上司と会話できるチャンスでもあります。積極的なコミュニケーションを心がけると親睦を深めることができます。
ラウンド終了後は、「本日はありがとうございました。また誘っていただけるとうれしいです」と、感謝の気持ちを伝えます。上司や取引先とのゴルフは、うまく立ち回れば自身の評価を上げる絶好の機会でもあるので、事前準備や当日のシミュレーションを怠らないようにしましょう。
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