ホームコースでプロトーナメント開催! メンバーにはどんなメリットがあるの? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

ホームコースでプロトーナメント開催! メンバーにはどんなメリットがあるの?

ホームコースでプロトーナメントが開催されると、会員向けにさまざまな特典を用意するゴルフ場があるようです。メンバーだと、どのような優遇が受けられるのでしょうか。

トーナメント開催中の会員特典はゴルフ場によってさまざま

 プロトーナメントがホームコースで開催される場合、トーナメント期間中はメンバーなら無料で観戦できるなど、さまざまな特典が用意されているという話をよく聞きます。実際のところはどうなのでしょうか。

「トーナメントが行われるゴルフ場が、必ずしも会員向けの特典を用意しているわけではないようです」と語るのは、四半世紀に渡りゴルフ会員権の売買を専門に行ってきた加賀屋ゴルフ代表の前田信吾さん。

「トーナメント開催中に会員向けの特典を用意するかどうかは、ゴルフ場によって対応はまちまちです。メンバーに対する優遇はトーナメント開催中に限ったことではありませんし、メンバーさんの人数によっても、どの程度優遇できるのかはゴルフ場ごとに異なりますからね」

太平洋クラブ御殿場コースで行われる「三井住友VISA太平洋マスターズ」。クラブ会員であれば観戦入場料が無料 写真提供:太平洋クラブ
太平洋クラブ御殿場コースで行われる「三井住友VISA太平洋マスターズ」。クラブ会員であれば観戦入場料が無料 写真提供:太平洋クラブ

 それでは、過去に前田さんが経験した事例としては、どのような優遇があったのでしょうか?

「例えば、袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)で開催された『ブリヂストンオープン』では、会員証を受付で提示すると予戦本戦ともにすべて無料で観戦できました。“観戦無料”という以外は、トーナメント期間中のクラブハウス等の利用はもちろんNGなので、一般のギャラリーとほぼ同じ扱いでした」と、前田さん。

 また、過去に総武カントリークラブ 総武コース(千葉県)で行われていた「サントリーオープン」も、メンバーは無料で観戦できたそうです。

 会員向けに“トーナメント観戦無料”の特典を用意するゴルフ場が多い印象ですが、前田さんによると、ほかにもメンバーならではの特典が受けられることがあるようです。

「プレーオフを制して谷口徹プロが優勝した2018年の『日本プロ』で舞台となった房総カントリークラブ 房総ゴルフ場 東コース(千葉県)では、観戦無料に加えて、メンバー向けに出店で利用できる食事券が用意されていました。また、アジアパシフィックオープンが行われた大利根カントリークラブ(茨城県)でも、メンバーだけが入れるテントなどの用意があったと記憶しています」

直近のクラチャンはトーナメントに出られるチャンスも!?

 ホームコースでトーナメントが行われると、メンバー向けに用意されることのある特典の数々。

 無料でトーナメントを体感しながら、間近でプロのプレーが見られるだけでも十分楽しいものですが、メンバーならではのさらなる特典が!

「メンバーといっても、ごく一部の凄腕ゴルファーに限られてしまいますが、実は直近のクラブチャンピオンになると、トーナメントにアマチュア枠で出られるゴルフ場もあるんですよ」と、前田さん。

かつて「ブリヂストンオープン」が行われていた袖ヶ浦CC袖ヶ浦C 写真提供:加賀屋ゴルフ
かつて「ブリヂストンオープン」が行われていた袖ヶ浦CC袖ヶ浦C 写真提供:加賀屋ゴルフ

 ちなみに、以前、総武カントリー 総武コース(千葉・印西市)で行われていた「サントリーオープン」では、同コースの直近のクラブチャンピオンがアマチュア枠で出場できたことがあったのだとか。

「所属するコースでトーナメント出場資格付きの会員向け公式競技会があると、競技志向のゴルファーは意欲がグッと高まるものです。メンバーであればトーナメント出場のチャンスがあるわけですからね。『太平洋クラブ』は、このあたりがとても充実しているようです」

トーナメント出場資格付き会員向け公式競技会のある「太平洋クラブ」
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