「ソフトスパイク」と「スパイクレス」のいいとこ取り
2月10日に発売されるアディダスゴルフの新製品シューズ「ツアー360」最新モデル。注目はソフトスパイクとスパイクレスのいいとこ取りをしたという新開発のソールだという。
そこで発売に先駆けて、契約選手である東京五輪金メダリスト・ザンダー・シャウフェレがオンラインイベントに登場。愛用する「ツアー360」の最新モデル、そして松山英樹との関係について話を聞いてみました。

■アディダスゴルフには「ツアー360」以外にも「コードカオス」や「ZG」といったモデルがありますが、パートナーとして「ツアー360」を選んでいる一番の理由は何ですか?
「性能面はどれもハイパフォーマンスですが、ツアー360に関していえば古い友人のように、“慣れ”と“安心感”で選んだ部分が大きいですね」
■具体的に気に入っている部分はどこですか?
「フィット感が素晴らしいです。ハワイのカパルア(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ)の、練習ラウンドから今回のツアー360を導入しましたが。これまでのモデルは、足になじむのに少し時間が掛かりました。しかし、今回のモデルではそれが一切ありませんでした。足へのフィット感が増しているので靴ずれもなく、すぐに本戦で使えたのは初めての経験でした。快適性が増していて足への負担が少ないので、今までよりも軽く感じるぐらいです」
■スパイクレスでもソフトスパイクでもない新しいソール形状になった最新モデルですが、実践で使ってみてどうでしたか?
「これまでスパイクレスのゴルフシューズを本戦で使ったことはありませんでした。今回の『スパイクモア』と呼ばれるソールはクリート(スパイク)の性能を発揮しながらも、スパイクレスのような履き心地、安定感になっていました。スパイクレスだと少し安定感に欠け、自分のスイングに対して少し物足りないものがあったのですが、見事にそれをカバーしてくれています」
■最後に、日本のファンが聞きたい松山英樹と仲について教えていただけますか?
「英樹本人もチーム松山の人たちもプライベートではあまりおしゃべりをしない印象ですが、非常に仲がいいですよ。(最終日に同組で優勝争いをした)マスターズでは絶対勝ってやると思っていたけどけどね、16番までは。(※16番でトリプルボギーを叩いて優勝戦線から脱落)。プライベートでは仲良しでも、一度コースに出れば競技者として絶対に負かしてやる、と常に思っているよ」

さらに、今回の新しいソールについてフットウエアディレクターのメイスン・デニソン氏にも話を聞きました。
「私たちは常に進歩的なゴルフブランドとして、新しい技術を取り入れたいと考えています。これまでの交換可能なクリート(スパイク)システムは、ここ10年ほどあまり進化をしていないように感じていました。そこで、スパイクのトラクションを必要な部分に正確に配置して、軽量で柔軟性に優れた快適なシューズの提供を目指しました。今回の『スパイクモア』はスパイク性能に対する一つの回答になっていくと思います」
全く新しいアプローチで生まれたソール形状を採用し、グリップ力と快適性を高次元で両立させた「ツアー360」の最新モデル。アマチュアゴルファーも実感できるその性能、発売後には是非、実際に試してみて欲しいです。