ゴルフシューズにもハイブランドコラボの波!? フットジョイの「GLCO」限定モデルが攻めている

ファッション界では、ブランド同士のコラボが活発化しているが、あのゴルフシューズのトップブランドも攻めのコラボをスタートさせたのをご存じだろうか。

ココロをくすぐる特別感

 ファッション界では、ブランド同士のコラボが活発化。ここ最近でスニーカーだけを見ても、「ナイキ エアジョーダン×ディオール」「アディダス×プラダ」「ニューバランス×コム デ ギャルソン」など、インパクトがあるマリアージュが記憶に新しいが、あのゴルフシューズのトップブランド、フットジョイも攻めのコラボをスタートさせたのをご存じだろうか。

べっ甲フレームのようなモチーフが斬新な「ドライジョイズプレミア ターロウ バイ GLCO」(手前)と「ドライジョイズプレミア パッカード バイ GLCO」(奥) 写真:高橋真之介

 別注や限定、コラボなどという響きがもたらす、特別感……完全に購買欲に火をつけられてしまう、特にこの“コラボ”というマジックワードによって、今までも小市民ながら、できるかぎりだがちょいちょい手を出してきた筆者。そして、定番のアイテムこそ、新たな、意外性のあるスパイスが加わることによって、飛躍的に価値や存在感が増すことも分かっている。ちなみにこれはスニーカーだが、直近で手に入れたものでは、この「ナイキ ブレーザーLOW×sacai」がお気に入りの1足だ。

二重のシュータン、エナメルレザーの光沢感などが冴える「ナイキ ブレーザーLOW×sacai」 写真:高橋真之介

 こういったコラボの良さは、先述の特別感に加え、「ハイブランドにしては価格設定が低くなる」ことで買いやすくなるところ。例えば「ナイキ ブレーザーLOW×sacai」も“みんなのナイキ”の力によって1万4300円という、ちょうどいい価格で買えてしまう。ユニクロの「+J」のようなことである。ただゴルフシューズでこういったコラボは意外とない。だから、3月にフットジョイがLA生まれのラグジュアリーブランド「ブシェミ」との限定コラボモデルを発売したときは話題を呼んだ。そして、今度は「オリバーピープルズ」創業者の息子、ギャレット・レイトによるアイウエアブランド「GLCO」とのコラボモデルを展開する。いやあ、かなり攻めてます、FJ。

マスターズでもあの選手が着用

 もしかしたら、先日のマスターズ・トーナメント2022を観ていて、「あ、このシューズ見たかも」と思った方がいたら、大正解。3位タイのキャメロン・スミスを始め、ウィル・ザラトリス、アダム・スコットらが履いていた。GLCOは、カリフォルニア生まれのセレブ御用達アイウエアブランドだけに、いつもの定番ドライジョイズプレミアが、さらにプレミア感のあるシューズへと変貌を遂げる。しかも、ブシェミといいGLCOといい、分かっている人には分かっている高級ブランドとタッグを組むところも、FJならではの審美眼というか、こだわりが垣間見える。

足元次第でファッションは変わる

 普段着もゴルフスタイルもそうだが、装いのキモはシューズに他ならない。こういったエクスクルーシブモデルなら、逆にショートパンツとかのラフでカジュアルなゴルフスタイルに合わせるのも面白い。Tシャツにスウェットパンツだけど、手首にはロイヤルオークをしているような、ラグジュアリースポーツ感。こういったこなれ感、特にコラボモデルなら、存分にアピールできるはずだ。

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上質なホワイトレザーの質感に個性的なべっ甲モチーフが、エクスクルーシブすぎる 写真:高橋真之介
世界中のトッププロから信頼されるグリップ力を持つ『バーサトラックス+アウトソール』 写真:高橋真之介
FJ×GLCOのコラボモデルは、各数量限定で税込み5万5000円 写真:高橋真之介
FJ×GLCOのコラボモデルは、各数量限定で税込み5万5000円 写真:高橋真之介
英ピタード社の天然皮革「プレミアムフルグレインレザー」による「ドライジョイズプレミア ターロウ バイ ブシェミ」 写真:高橋真之介
べっ甲フレームのようなモチーフが斬新な「ドライジョイズプレミア ターロウ バイ GLCO」(手前)と「ドライジョイズプレミア パッカード バイ GLCO」(奥) 写真:高橋真之介
二重のシュータン、エナメルレザーの光沢感などが冴える「ナイキ ブレーザーLOW×sacai」 写真:高橋真之介

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