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- 原英莉花&稲見萌寧という実力者2人が好位置で決勝ラウンドへ メジャー大会で久々の優勝を狙う!
日本女子オープン2日目、歴代チャンピオンの一人である原英莉花と2シーズン前の女王・稲見萌寧が好位置で決勝ラウンドへ駒を進めました。
「本当にいい流れで今週を迎えられている」(原)
◆国内女子プロゴルフ<日本女子オープン 9月28日~10月1日 芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県) 6528ヤード・パー72>
原英莉花、稲見萌寧の2人が、ビッグタイトルにピタリと照準を合わせた。
日本女子オープン2日目は、通算10アンダーの菊地絵理香が単独首位に立ったがその下のグループには原、稲見という実力者などがそろって通算7アンダー。36ホールを残して、虎視眈々と逆転を狙っている。
一気に優勝戦線に踊り出たのが稲見だ。5バーディー、ノーボギーで通算7アンダー。それでも「スコア的にはすごいよかったけど、少しショットがうまくいかない不安がありながら回ってるところがあって……」と、満足感は今ひとつ。なかなか結果が出ないことからの不安も大きい。
2021年には怒涛の8勝を挙げ、20年と合わせたロングシーズンの合計勝ち星は9つ。女王のタイトルを手にしている。さらに、21年の東京五輪では銀メダルも手にしている。
昨年は腰痛に悩まされたが、それでも2勝。今年はなかなか勝利には手が届かずにいる。
ベストフィニッシュは開幕戦ダイキンオーキッドの2位タイ。前半は予選落ちも多かったが、シーズン中盤から結果が出だしている。3週前の日本女子プロゴルフ選手権では、初日首位タイ。最終的には5位タイに終わったが、手ごたえは感じ始めている。
「優勝争いの最終日がうまくいってないから。でも、そろそろ……。ちょっと自信のなさが出てきてしまうんです。うまくいってない期間が長かったので、不安というより安全に行きすぎたりして、狙っていくことが少なかったり」と、正直な気持ちを吐露。そこを脱して昨年8月以来の勝利に向かう気持ちとの葛藤をのぞかせる。
「残りの2日は楽しみです。午後組よりは明らかに休めるので体力を温存できる」と、不敵な笑みもチラリと見せる。ビッグタイトル制覇で自信を取り戻すべく戦い続けている。
4バーディー、1ボギーとジワリとスコアを伸ばした原も、稲見と同じ通算7アンダー。しっかりと好位置をキープしている。
雨風のタフなコンディションだった前日とは打って変わった好天に「全然違いましたね。海もツヤツヤしてる」と日本海の景色を愛でる余裕ものぞかせる。
米女子ツアーQT(クオリファイングトーナメント)にステージII(10月17~20日、フロリダ州プランテーションG&CC)から挑む予定でいる。それだけに「アメリカを想定して、クラブの調整をしてもらったりはしています。それが先週ぐらいからピッタリ来ているので、本当にいい流れで今週を迎えられていると思います」と、満面の笑みを浮かべた。
前日は、タフな中でもプレーを楽しんだと口にしていたが、大会2勝目がかかる週末にむけても、その気持ちは変わらない。
「楽しんで挑戦して、たくさんバーディーを取って行けたら」。原が、しなやかな強さを見せ始めた。
原 英莉花(はら・えりか)
1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。2018年プロテスト合格。“黄金世代”の一人として18年から早くもシード獲得し、翌19年には初優勝。20年には日本女子オープン、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップと公式戦2冠を達成した。NIPPON EXPRESSホールディングス所属。
稲見 萌寧(いなみ・もね)
1999年7月29日生まれ、東京都出身。2020-21シーズンは9勝を挙げ、見事賞金ランキング1位に輝く。さらに、東京五輪では銀メダルを獲得した。22年は「リシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメント」「ニトリレディスゴルフトーナメント」で優勝を手にした。Rakuten所属。
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