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アン・シネは4位タイと好位置につけるも「トップじゃなかったのが悔しい」と心情を吐露 【QTファイナル2日目】
来季の国内女子ツアー出場権をかけたQTファイナルステージの2日目、アン・シネが3バーディー、1ボギーの70で回り、通算5アンダーの4位タイで終えた。
「1日2アンダーが目標」
◆国内女子プロゴルフ<QTファイナルステージ 11月28日~12月1日 葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース(静岡県) 6421ヤード・パー72>
強い風が吹く中でのラウンドも、アン・シネは初日と同じく落ち着いていた。
2番で7メートルのバーディーパットを決めると、5番でもバーディーを奪取。9番でボギーを叩いたが、後半は17番パー5で3打目を1メートルに寄せてバーディー。この日はスコアを2つ伸ばして、通算5アンダーの4位タイで終えた。
「昨日(初日)と同じ感じで慎重にプレーしました。攻撃的なプレーよりも安全に、チャンスが来たらバーディーを取ろうと意識しました」
初日は3アンダーと好発進。風にも少し慣れた印象があるが、「慣れたというよりかは、ボールを打つ前に突風が急に吹いてきたりもするので、運も必要かなと感じました」。
実際、運を味方につけながら2日目も2アンダーで回る安定感。「1日に2アンダーを目標にしているのですが、それができてとても満足しています」と笑顔を見せる。
それにしてもこのスコアは、周囲の期待を裏切る“予想外のスコア”と言っていいかもしれない。
2019年に日本のプロテストに合格してQTも25位に入ったが、コロナ禍で日本ツアー参戦を断念。母国・韓国でもシードを持たないため、実戦からは約3年も離れていた。
「普段できないことをやろう」と海外旅行にもたくさん出掛けた。「アメリカには何回も行きましたし、イタリア、フランス、スイスなど7~8カ国くらい」。長期のリフレッシュがアン・シネには良薬となり、再びツアーに戻るきっかけとなった。
「4年前に受けたQTの時よりも気持ちを楽にして、自信を持ってプレーできていると思います。引退は自分のタイミングで決めたいし、まだ引退したくない気持ちで生きていましたから」
実は、QTファーストステージを受ける前、ファイナルの会場に決まっていた葛城ゴルフ倶楽部に1週間も滞在してコースを丹念に回っている。「この時も風が強かった」と苦笑いしていたが、対策と準備は怠らなかった。
残り2日間は「一打一打集中してプレーすることです。3日目も2アンダーを目標にしていきたい」。そしてクラブハウスを出る前、「ホールアウトしてスコアを見たらトップじゃなかったのが、なんか悔しい(笑)」と笑っていた。
いよいよ首位の座も見えてきた。
アン・シネ
1990年12月18日生まれ、韓国出身の女子プロゴルファー。2017年に日本ツアー初参戦すると、抜群の美貌とスタイルに「セクシークイーン」の愛称で、日本の女子ゴルフ界に旋風を巻き起こした。2019年を最後に試合から遠ざかっているが、日本ツアー再挑戦に意欲を見せており、動向が注目されている。
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