- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- “5浪”での合格から新人戦優勝の高木優奈 お気に入りのクラブに代わり“昇格”した新作はどれ?
“5浪”での合格から新人戦優勝の高木優奈 お気に入りのクラブに代わり“昇格”した新作はどれ?
プロテストに合格したばかりの選手が出場する「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」。今年の優勝者は6回目の挑戦でプロテストに合格した高木優奈でした。そのセッティングを調べると、迷った末に投入した新モデルが貢献していたことが分かりました。
「22年モデルのクラブはすごく気に入っています」と語っていたが…
日本女子プロゴルフ協会のプロテストに合格したばかりの選手が出場する「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」。毎年恒例の試合で、歴代の優勝者には不動裕理、上田桃子、横峯さくら、原英莉花など、その後トップ選手となった名前が並びます。今年の優勝者は6回目の挑戦でプロテストに合格した高木優奈。そのセッティングを調べると、迷った末に投入した新モデルが貢献していたことが分かりました。
2022年にヤマハとクラブ契約を結んだ高木は、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアンをヤマハのクラブで揃えています。高木は「22年モデルのクラブはすごく気に入っています」と語っていましたが、新人戦ではドライバーや5番ユーティリティー、そしてアイアンセットを24年モデルに変更していました。
なぜ、気に入っていたクラブからすぐ新モデルに替えることができたのか?
e!Golf編集部は以前、高木が発表前の新モデルをテストするラウンドを取材させてもらいましたが、ドライバーのテストでは24年モデルの「RMX VD/M」と同「X」でかなり悩んでいました。テストラウンド中、高木は次のようにインプレッションを語っています。
「まず、新作のほうが10ヤードから15ヤードくらい飛んでいました。最初は『M』を中心に試打をしていましたが、顔は『X』のほうが好きですね。飛距離も『X』のほうが出ていました。最初は『M』がバッチリ合うかなと思いましたが、『X』はあまり考えないでナイスショットが打てる。これって大事なんです」
ドライバーは「X」を絶賛していた高木選手でしたが、試合で使ったのは「M」でした。続いてテストしたフェアウェイウッドやユーティリティーについては、ニューモデルに替えるかどうか、かなり迷っている様子でした。
「正直、今使っているフェアウェイウッドとユーティリティーは本当に気に入っているので、チェンジするかどうかは分かりません。でも、新作もそれに引けをとらないくらい完成度が高かったので、ちょっと迷っています」
新人戦では、フェアウェイウッドは22年モデルを使っていましたが、5番ユーティリティーは24年モデルの「RMX VD」になっていました。
アイアンについてはかなり手ごたえを感じたようで、テスト段階から迷うことなく「これで行きます!」と宣言をしていました。
「アイアンは『M』で決まりです。前作はアイアンのロフトを少し立てていたのですが、新作はそのままのロフトでも飛距離が出ます。だから、前作では抜いていた6番アイアンをもう1回バッグに入れることにしました。シャープな感じの顔がメチャクチャ好きです」
23年は男子ツアーで2勝の今平周吾、女子ツアーでメジャーを制した神谷そら、そして、日本シニアオープンを制した藤田寛之も24年モデルの新作を使っていました。その事実が、ヤマハの新モデルの性能を証明しているとも言えるでしょう。
新人戦を制した高木は、来年の女子ツアーでさらなる飛躍を期待できそうです。
2023 高木優奈の最新セッティング
1W:ヤマハ RMX VD/M(ロフト/9.5度 シャフト/ジ・アッタスV2)
3W、7W:ヤマハ RMX VD 2022(ロフト/15度、21度 シャフト/ジ・アッタスV2)
4U、6U:ヤマハ RMX VD 2022(ロフト/22度、28度 シャフト/アッタスEZ)
5U:ヤマハ RMX VD 2024(ロフト/25度 シャフト/アッタスEZ)
アイアン:ヤマハ RMX VD/M(番手/6I-PW シャフト/トラヴィル85)
GW、AW、SW:ボーケイ フォージド(ロフト/46度、52度、58度 シャフト/N.S.プロ950GH)
パター:スコッティ・キャメロン
※クラブが15本記載されていますが、コースセッティング等により入れ替えるようです
最新の記事
pick up
ranking