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- ジャンボ尾崎や谷口徹の“歴代最高”を更新! 中島啓太、蝉川泰果、金谷拓実が今季残した超ハイレベルな記録とは?
同学年の中島啓太と蝉川泰果、そして彼らの2学年上の金谷拓実という3人が中心となった今季の男子ツアー。部門別の記録を振り返ると、3人がとんでもない数字を残していました。
バーディー率でジャンボ超えを果たした中島啓太
今年の男子ツアーは中島啓太、蝉川泰果、金谷拓実という若い3人が賞金王争いを繰り広げた。将来への期待値が非常に大きい3人は単に賞金王を争っただけでなく、それぞれが得意分野で歴代最高の数値を叩き出すほどのレベルの高さだった。
まずは賞金王に輝いた中島のデータから紹介してみたい。中島は1ラウンドあたり何個のバーディー(バーディーよりいいスコアも含む)を奪うかというバーディー率が4.789で部門1位だった。

今年、中島は23試合、計90ラウンドプレーして419個のバーディーと12個のイーグルを奪った。バーディーとイーグルを合わせて431個。これをラウンド数の90で割るとバーディー率の4.789となるわけだ。
この4.789は1994年にジャンボこと尾崎将司が樹立していた4.77を29年ぶりに塗り替える歴代最高記録(データが残る1985年以降)となった。全盛期のジャンボに匹敵する非常に攻撃力が高いゴルフをしていたわけだ。
中島の強みはこれだけ攻撃力が高い上にリカバリー率(パーオンできなかったホールでパーかそれよりよいスコアを獲得する率)が68.694%で6位と上位につけていること。グリーンを外してもそう簡単にはスコアを落とさないというゴルフである。
実際、中島は出場23試合中オーバーパーで終わったのは唯一の予選落ちだった「バンテリン東海クラシック」のみ。年間の総アンダーパー数は実に261アンダーだった。賞金ランキング2位の蝉川が中島より2試合多い25試合に出て計226アンダーだから中島のほうがスコアメークに一日の長があったということができる。
常識破りのイーグル数を樹立した蝉川泰果
次に蝉川が歴史的数字を残した部門にいってみよう。それはイーグル数である。
蝉川は今年、23個のイーグルを決めた。これは2020-21年シーズンに大槻智春がマークしていた22個を塗り替える歴代最多(データが残る1985年以降)。1シーズンで最も多くのイーグルを奪った男になったわけだ

ひとつ注釈を加えておくと、従来の記録ホルダーだった大槻の場合は2年にまたがったシーズンで試合数が多く、大槻は30試合に出場している。
単一年のシーズンに限れば従来の記録は16個で手嶋多一(1998年)ら3人が保持していた。蝉川は何とこの記録を7個も上回ったわけで、もう常識破りレベルの記録である。アグレッシブさが売りの蝉川らしいデータではないだろうか。
蝉川はパー5での2オン率でも25.246%で部門1位に輝いた。ほぼ4回に1回は2オンしている計算だ。同部門2位はドライビングディスタンスで歴代最高の322.58ヤードを叩き出した河本力の21.509%だから圧倒的な1位である。
蝉川の2オン率は歴代でも2位(データが残る2004年以降)の好数値。歴代1位には2011年カート・バーンズ(オーストラリア)の29.17%というとんでもない数字が君臨しているが、蝉川は日本選手に限ればこの部門でも歴代1位に立ったわけだ。
中島と蝉川は同じ2000年度生まれである。同学年の日本選手が賞金ランキング1、2位を占めたのは初めてだった。
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