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- 1試合で約3000万円稼ぐ松山英樹! 目前に迫る「生涯獲得賞金5000万ドル突破」はどれほどの偉業なの?
「ジェネシス招待」で見事な優勝を挙げ、400万ドル(約6億円)というビッグマネーを1試合で獲得した松山英樹。これで生涯獲得賞金は約4853万ドルとなり、5000万ドルの大台が見えてきました。
5000万ドルを突破したのはタイガーなど過去14人だけ
米ツアー「ジェネシス招待」で久しぶりの勝利を挙げた松山英樹は生涯獲得賞金を4853万1991ドルとして節目の5000万ドルが見えてきた。5000万ドルといえば1ドル150円計算で75億円。米ツアーでは何人の選手がこれだけのビッグマネーを手にしているのだろうか。
米ツアーの公式ウェブサイトに掲載されている生涯獲得賞金ランキングによると5000万ドルを超えているのはタイガー・ウッズ(米国)、ローリー・マキロイ(英国)、ジム・フューリク(米国)、ビジェイ・シン(フィジー)、アダム・スコット(オーストラリア)、ジャスティン・ローズ(英国)、ジョーダン・スピース(米国)、ジェイソン・デイ(オーストラリア)、マット・クーチャ(米国)、ジャスティン・トーマス(米国)の10人である。
1位のウッズの賞金は1億2095万4766ドル。日本円に換算すると約181億4321万円円にのぼる。2位のマキロイは8029万5727ドル。やはりウッズが大差をつけている。
ただし、このランキングにはLIVゴルフに移った選手が入っていない。LIV組で5000万ドルに達しているのはフィル・ミケルソン(米国)、ダスティン・ジョンソン(米国)、セルジア・ガルシア(スペイン)、ジョン・ラーム(スペイン)の4人。合わせると14人が5000万ドルプレーヤーというわけだ。
ちなみにミケルソンの生涯獲得賞金は9657万2310ドル。マキロイより上で、“隠れ2位”ということになる。
この14人はいずれも米ツアーで素晴らしい実績を残してきた面々。ここに松山がアジア選手として初めて加わろうとしているのである。快挙と表現して差し支えないだろう。
青木功が優勝した時は約1345万円! 高騰を続ける優勝賞金
プロ転向後、松山は米ツアーで計245試合(米ツアーの生涯獲得賞金はツアーメンバーになる前のものも含まれる)に出場している。1試合あたりの獲得賞金は19万8090ドル。日本円では約2971万円だ。つまり、国内ツアーの優勝賞金に匹敵する額を毎試合稼いでいるという計算になる。それくらい、米ツアーの賞金は高額なのだ。
「ザ・ジェネシスインビテーショナル」の優勝賞金は400万ドルだった。米ツアーの中でも格上のシグネチャーイベントだから一般的なトーナメントよりも高額に設定されており、日本円で6億円というすごい額だ。国内の賞金王が例年2億円前後だから、その3倍の金額を1試合で稼ぎ出したことになる。
青木功が日本選手初の米ツアー制覇を成し遂げた1983年の「ハワイアンオープン」の優勝賞金は5万8500ドルだった。当時の報道を見ると、日本円で約1345万円と書かれている。
同じ年、国内ツアーで最も賞金が高かった「ダンロップフェニックス」の優勝賞金は1800万円だった。当時は国内でも米ツアーにヒケを取らない大会があり、全体的で見ても今ほどの格差はなかった。
青木の快挙から18年後、2001年の「ミルウォーキーオープン」で丸山茂樹が日本選手2人目の米ツアーVを飾った時の優勝賞金は55万8000ドル。青木の10倍近い額になっている。これは一般的なトーナメントでは平均的な額で、日本円にすると当時のレートで約6975万円となる。
2001年の国内最高優勝賞金は「ダンロップフェニックス」などの4000万円。徐々に米ツアーとの差が出てきた時期だ。
米ツアーはこのあたりからグングンと賞金額が上がっていった。そして松山が1試合で6億円というひと昔前なら信じられないような金額を稼ぎ出す時代になったのである。
今季はこれからも高額賞金大会が目白押し。5000万ドルまではあと約147万ドルになるが、あっという間に到達する可能性は十分にある。復活優勝をきっかけに記録的な快進撃をみせてほしいものだ。
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